今週から、毎週金曜日にはiOSショートカットの記事を投稿していきます。どうぞよろしく。
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AppStoreは各国で独自の特集が組まれていたり、ランキングも異なるので、海外の情勢をチェックするためにストアフロントの切り替えをしたいことがあります。
正規の方法は海外のストアでアカウントを作って、それでログインするという方法ですが、じつに面倒です。
ショートカットを使い、アカウント無しの3タップでやってしまおうじゃないかというのがこの記事。
Workflow時代にも似たような記事を書いたことがありましたが、挙動が変わってしまっておりいつの間にか使えなくなっていました。
今回は以前とは異なる方法で実現します。
まぁ実際に使ってみるのが一番わかりやすいのですが、一応説明していきましょう。
このショートカットを実行すると、どの国に切り替えるかを選択できます。
▼国選択画面
選択するとAppStoreが開き、下の画像のようなダイアログが出ますので、『Storeを変更』を選択してください。(ストアを切り替えると表記も変わります)
▼ダイアログ
▼アメリカのストアはこんな感じ
(偶然だけど、↑19日のApp of the Dayで、先日記事にしたPicsewが取り上げられてたみたい)
こんな感じで、このショートカットを使うと3タップでストアを切り替えることが可能になります。お手軽ですよね。
補足情報
以前のワークフローでは、特定の国でしか販売していないアプリのURLを叩くことでストアを切り替えていましたが、今回のショートカットでは以下のようなURLを利用しています。
https://itunes.apple.com/カントリーコード/app
これにより希望の国のストアを開くのがとても簡単になりました。
このURLを使う手法はもともとアプリ開発者のAaron Pearceさん(@aaron_pearce)が開発していたDevSwitchというアプリで使っていたものですが、この手法はAppleが公開しているAPIではないため、アプリの審査に通りませんでした。
シンプルなアプリでしたが、とても目の付け所がいいアプリだっただけにリリースできなかったのは残念でしたね。
DevSwitchのソースコードは公開されていますので、ご自分でビルドできる方はそちらを使ってもいいでしょう。
GitHub – aaronpearce/DevSwitch: An iOS app for switching between countries on the App Store with ease.
今後も通る見込みがないそうですが、ユーザーがショートカットでやる分にはAppleの審査なんて関係ありません。アプリが出ないならショートカットでやりましょう。
(将来的に使えなくなる可能性はありますので、現在のiOS 13.3.1以降では動作の保証をいたしません。どうも13.0でも動かないみたいですが)
これ以外の国を追加したい場合は以下のページを参考に、2文字のカントリーコードを使用してください。
Aaron Pearceさんに感謝を捧げると共に、彼の作ったアプリを紹介しておきましょう。
Apple WatchでHomeKitを使えるようにするアプリHomeRun for HomeKitや、ウィジェットでHomeKit対応ライブカメラをチェックできるHomeCamなど、いくつかのHomeKit対応アプリを開発してらっしゃいますので、興味のある方はチェックしてみてください。
今日の音楽
大分で古楽器の復元研究製作と演奏を行うカテリーナ古楽器研究所。
カテリーナ古楽器研究所 – Kalenda maya
異国に迷い込んだかのようなエキゾチックな音色と澄んだ歌声。
ご家族でこんな素晴らしい演奏をしているなんて素敵です。
古楽器の響きってたまらなく魅力的。
カテリーナ古楽器研究所 – como poden per sas culpas
この系統が好きな方は、タブラトゥーラ、Ensemble Ecclesia、つのだたかしあたりのキーワードも掘ってみるといいかもしれません。
すごく便利そうですね。今度やってみます。いつもどうもありがとうございます。