【ショートカットアプリ】iOSに収録されている大辞林やウィズダム英和辞書を無料で使いこなそう

この記事の要約

・高額な辞書アプリを購入しないでも大辞林や英和辞書が無料で使える

・そのままでは検索するのが面倒なのでショートカットを使おう

 

iOSで使える内蔵辞書を確認しよう

iOSには多数の辞書が収録されており、無料で使えるようになっています。
どのような辞書が使えるかは

【設定 → 一般 → 辞書】

と進むことで確認ができます。

▼内蔵辞書

大辞林ウィズダム英和・和英だけでなく、New Oxford Amarican DictionaryDudenなど合計36もの辞書が収録されているんです。
中国語だろうが韓国語だろうが無料で使えるんですから、活用しない手はありません。

何もチェックされていない場合は、まずここで使いたいものをタップしてインストールします。
辞書が多すぎると逆に使いにくくなるので、不要なものはチェックを外しておきましょう。

 

辞書の使い方

残念なことに、この大辞林などは辞書データのみが入っているのであって、単独のアプリとして使えるわけではありません。
検索するためのUIを持っていませんので、それをショートカットで作ってやります。

▼ホーム画面に追加して使うとこんな感じ

ちょっとスマートさには欠けますが、なんせ無料ですからね。
スマートにしたい場合は有料辞書アプリを購入するなど、金の力で解決しましょう。

→ ショートカットをインポートする

▼ショートカットの中身

『入力を要求』・・・検索したい文字を要求するダイアログを出す。

『定義を表示』・・・辞書を呼び出す。
基本はこれだけ。
2つのアクションを並べただけなので簡単ですね。

 

発展形

何度もショートカットを実行するのも面倒ですから、連続で検索できるものも作ってみました。

→ ショートカットをインポートする

▼ショートカットの中身

『入力を要求』・・・検索したい文字列をここで入力します。

『カウント』・・・入力した文字数を数えます。次のアクションには文字数が渡される。

『次の場合』・・・条件分岐のアクション。この場合は入力が空(0)でないかというチェックをします。プログラムでいうif構文ですね。

『変数を取得』・・・いま上のアクションから降りてくるのは文字数になっています。それを辞書で調べたいわけでは無いので、ここで先ほど入力した内容を呼び出してあげます。

『定義を表示』・・・辞書を呼び出す。

『ショートカットを実行』・・・再度検索をするために、このショートカットを頭から再実行してやります。

『ショートカットを終了』・・・さきほどの条件分岐で入力が空の場合はここでショートカットを終了します。文字を入力しないでOKを押すとループが終了します。

 

おわりに

内蔵辞書はあまり使い勝手がよくありませんが、辞書データ自体はちゃんとしたものなので、お金を節約したい学生さんなどはこのショートカットを使うとそれなりに役立つと思います。

ただし、訳文をコピーできないとか、発音が聞けないとか、辞書内で別の単語を開けないなど、専用の辞書アプリと比べてしまうと制限も多いので、ちゃんと勉強するのであればウィズダムなどの辞書アプリを購入することをオススメしたいですね。ちょっと高いですが、便利なので余裕のある方はぜひ。

ウィズダム英和・和英辞典 2

物書堂
辞書/辞典/その他, 教育
評価: 4(530件)

大辞林

物書堂
辞書/辞典/その他, 教育
評価: 4.5(2,235件)

ちなみに内蔵辞書は複数登録しておくよりも、1つに絞っておくほうが使い勝手は良くなります。
例えば「明日」って検索した場合、大辞林とウィズダムがインストールされている場合は国語辞書と和英辞書の両方でヒットしてしまうので、その都度どちらかを選択しなければなりませんが、辞書が1つしかない場合はそのまま項目を開いてくれます。

▼← 大辞林とウィズダム | ウィズダムのみ →

ただ、大辞林を入れてあっても「Tomorrow」と検索した場合には、ヒットするのが英和だけなので直接項目を開いてくれます。
ちょっとしたことですが覚えておきましょう。

ホーム画面を下方向にスワイプすると表示されるSpotlightでも辞書を検索することができます。使いやすくはないですけど、たまに使う程度ならそれでもいいかな。

小難しいと敬遠されがちなショートカットですが、アクション2つ組み合わせるだけでも便利なものを作れるんだということを知っていただきたい。
はじめはなかなかとっつきにくい面があると思いますけど、自分で作れるようになるととても楽しいので、まずは他人が作ったショートカットをいろいろと使って、それを自分に合わせてちょっとずつ改造していけばいずれ覚えていけるはずです。
これからもこうした記事を書いていくので、参考にしてみてください。

 

今日の音楽

Sugarhill Gangによる1979年に生まれたラップとして初のヒット曲であり、ラッパーという呼称が広まるきっかけとなった曲。

Sugarhill Gang – Rapper’s Delight

バックトラックはChicのGood Timesなのでなんか聞いたことがあるひともいるでしょう。
かっこいい。

Jamiroquaiのカバーもめちゃくちゃ格好いい!

Jamiroquai – Rapper’s Delight

1993年の日本公演らしいけど、デビューしてからそんなに経っていないのに貫禄がある安定のステージング。
若いJay Kayかわいい。
若きStuart Zenderのベースがキレッキレでたまりませんね。

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