iPhone6から気圧センサーが搭載され、Siriに訊くと現在の気圧を教えてくれるようになりました!って記事が定期的に流れてきますが、それは間違っています。
SiriはiPhoneの気圧センサーを使っていません。
4Sなどの気圧センサーが付いていない端末でもSiriに訊けば気圧を答えてくれますよ。
(※iOS7とiOS8では情報源が異なりますので、比較をする際には注意)
実際に気圧センサーの動作を確認するにはアプリを使うのがいいです。
Barometerで検索するといくつも出てきますので、お好きなものを。
Barometer for iPhone 6 / 6 Plus
とりあえず上のアプリを入れてテストしてみましょう。
iPhoneをビニール袋に入れて、軽くふくらませた状態で口を閉じ、圧力をかけてみます。
するとアプリの気圧がリアルタイムに変化するのが確認できるはずです。
その状態のままSiriに訊いてみると、もちろんさっきと変わりない気圧しか返しません。
気圧センサーを使っていないのは明白ですよね。
急に気圧が下がってきたからといってSiriに確認したところで、リアルタイムではありませんからあまり参考にはなりません。
スカイツリーの展望台で気圧を訊いたって平地の気圧しか返さないでしょう。
登山などでも同じはずです。
大手を含めいろんなところがSiriで気圧センサーを使えるという記事を書いているんですが、間違った情報がこれ以上広まるのもよろしくないので否定しておきます。
たぶんこういう記事はあんまりシェアされないけど、うちを読んでる人が知っておいてくれればいいや。
Siriに気圧を訊いたところでそれは新機能でもなんでもないよ!