たぶんほとんどの人は使っていないでしょうが、iPhoneにはヘルスケアという、体温など身体の変化を記録するアプリが標準で備わっています。
新型コロナを拡散させないための備えとして、毎日の検温は我々ができるうちでも重要なことの1つでしょう。
※勘違いされた方がいらっしゃったので一応書いておきますが、体温計は別途必要です。
体温の変化はいつから起きているのか客観的に振り返ることで、いつごろ感染したのかを知る手がかりになるはずです。まずは日常を知るところから。
下の画像がここ数日の私の体温変化です。
▼ヘルスケアアプリでの体温グラフ
この毎日行う体温記録を、ショートカットで可能な限り使いやすくしてみました。
実際に使ってみたのが以下の動画です。
▼実際の操作画面
記録に必要な操作は3ステップです。
・体温記録アイコンをタップする
・数値を入力する
・OKボタンを押す
これだけ。
動画は編集していません。この動画の通りにあっという間に体温を記録できます。
今日からあなたも体温記録を始めましょう。
使い方
※iOS 13以降を対象としています。iPadでは利用できません。
はじめてショートカットをインポートする方は、【設定アプリ → ショートカット】を開いて『信頼されていないショートカットを許可』をオンにします。
▼設定箇所
オンにしたら、下のリンクから私の作成したショートカットをインポートしてください。
iPhoneでリンクをタップするとショートカットアプリが起動し、『ショートカットを追加』という画面が出ます。それを下までスクロールして『信頼されていないショートカットを追加』をタップしてください。
インポートできたら、マイショートカットに『体温記録』が追加されたはずです。あとはそれをタップすると実行できます。
また初回実行時にはヘルスケアや通知に関してのアクセス許可を求めてきますので、それを確実に許可してください。
許可しないと記録ができません。
使いやすくするためのポイント その1
ただ単純に体温を記録するだけなら簡単に作れるのですが、さらに使いやすくするためにいくつかの工夫をしています。
36.5℃を入力する際には、『365』と小数点を省略することができます。もちろん『36.5』と入力しても大丈夫です。
小さなポイントですが、意外と小数点を入力するのは作業に引っかかりを感じるので付けました。
37℃ぴったりの時は、『37』だけでOK。
毎日使っていくと便利さに気付けるはずです。
使いやすくするためのポイント その2
ヘルスケアには体温を記録できるのですが、ショートカットからの入力には値に制限を設けていないため、太陽コロナと同じ100万℃以上だって記録が可能となっています。
▼極端な値でも入力できてしまう例
それはそれで面白いですが、今回は真面目な体調管理が目的ですから、打ち間違いなどで基準値から外れた体温は無効なものとして扱うようにしました。
誤入力を減らすため、33℃~42℃の範囲を逸脱した値は入力エラーとして扱い、再入力を求めるダイアログを出すようにしています。
▼入力エラー時
前述の通り『365』は『36.5℃』と解釈しますので、有効な値としては『33.0~42.0』か『330~420』という2つの範囲で入力してください。
使いやすくするためのポイント その3
記録した体温を確認したいだけのときには、数値を入れずにOKボタンを押すだけ。
▼入力しないでOKを押した場合
数値の入力がない場合には、ヘルスケアアプリの体温が開きます。
今日の体温を記録したかわからないときや、過去の体温を振り返りたいときにも、このショートカットを起点にして行えるようになっています。
ホーム画面に追加する方法
毎日使うものですから、アクセスしやすい場所に置いておくと便利になります。
ホーム画面に置いて使う方法を紹介しておきます。
▼ホーム画面に追加
【手順】
1. ショートカットアプリを開く
2. 『体温記録』アイコンの右側にある『・・・』をタップ
3. 右下にある『↑』のアイコンをタップ
4. 少し下にスクロールして、『ホーム画面に追加』をタップ
5. 右上にある『追加』をタップ
ホーム画面ではなくウィジェットに配置してもいいですね。お好きなように。
おわりに
スマホの扱いに詳しくない人が毎日使うことも考えて、できる限り簡単な操作に仕上げました。
最初の導入には慣れた人の手伝いが必要かもしれませんが、一度セットアップさえしてあげれば高齢者でも簡単に体温記録ができるようになるはずです。
きっと役に立つので、ご両親やお子さんのスマホにも入れてあげてください。うちの親にも使ってもらっています。
みなさんそれぞれで自分の平熱をなんとなくで把握しているでしょうが、実際にデータを取ってみるともっと詳しく自分の身体のことがわかってきます。
1日の中でも体温は変動しているので、ちゃんとしたデータを取るなら毎日同じ時間帯で計測したほうが良いです。
オートメーション関連の記事を書く予定でしたが、社会情勢にあわせてこちらのほうがいいだろうと思い、急遽予定を変更しました。
毎日のルーティーンとして、検温を習慣化していきましょう。
その一助となれば幸いです。
今日の音楽
22歳とは思えない圧倒的な存在感と表現力で、今年の新人の中では飛び抜けた存在であることは疑う余地がない男性シンガーソングライターの藤井 風(ふじい かぜ)さん。
新人とかそういう枠を取っ払ってもすでにトップクラス。
藤井風 – もうええわ
藤井風 – 何なんw
ミュージシャンだけでなく、俳優やモデルでも身を立てることができそうな、なんだか目を惹く魅力的な存在です。
この2曲ともご本人の作詞作曲ということで、久々に規格外の才能が出てきたなーと震えてます。
アルバムは来月5月20日にリリース予定。待ちきれませんね。
2CD仕様の初回盤には彼のバックグラウンドを感じさせる洋楽カバー集が11曲も付くということですから、初回盤は絶対に手に入れたいところです。
Universal Music (2020-05-20)
アルバムからのリードトラックのミュージックビデオも本日公開。
藤井風 – 優しさ
すでにアラバキをはじめとしたロックフェスへの出演が決まっていただけに、フェスが中止されていく現状は残念で仕方ありません。
きっと大きな話題をさらってくれたでしょうから。
生で演奏を見る機会はもう少し先になってしまうでしょうが、いま自宅で聴くべき音楽はこれです。押さえておきましょう。
7年前に下の動画をアップしてたのと同一人物ですよ。
「千本桜」を中学生がピアノで弾いてみたら・・・
これ見た時もすごいとは思ってたけど、成長具合がすさまじい。
iPhoneで体温が計れるわけではないのか・・・
これいいですねー
普段ショートカットアプリを使っていない周りの人にも勧めました
すごくいいアイデアですね。
これまでは体温を測るだけで記録は取っていなかったのですが、これなら続けられそうです。
家族にも早速勧めてみます。
毎回驚くのが使いやすさへのこだわりですね。小数点の記入が要らないっていうだけで続けやすそうです。
この数年、朝晩、検温して記録していたので大変便利になりありがとうございます。
昨晩、試した時は問題なかったのですが、今朝は時間帯が12時間ずれて朝なのに夜の時間で記録されてしまいました。
こちらの環境などの問題であれば大変、申し訳ないのですが、対応方法などあれば教えてください。
自分の環境はiPhone 8+/iOS13.4です。
よろしくお願いします。
ながもりさんと同じ状態になってしまいました。
少し検索してみたところ、ショートカットアプリのバグでAM6:00〜7:59の間に実行すると12時間ずれてしまうとか…。
試しに8:00になってから実行したところ、きちんとAM8:00として記録されました。
毎朝検温をするのはちょうどバグ発生の時間帯なので、困ったバグですね…。
ショートカットアプリはworkflowの頃から使用していましたが、こんなバグがあるなんて知らなくて驚きました。
9時台に試してみたら問題ありませんでした。
なるほど、バグがあるのですか… すずさん、ありがとうございます。
これは困ったバグですね…
コメントありがとうございます。
バグの影響を受けない修正版に差し替えました。
お手数かけてすみませんが、もう一度インポートしなおしてお使いください。
自作のショートカットより使いやすく考えられていてとても重宝しています。
これをヒントに体重と体脂肪のショートカットを作ろうとしたのですが、うまくいきませんでした。
作成はiPhone上だけでされているのですか?
修正版を公開されていたんですね。ありがとうございます。
僕の場合、iOS14になってから、ヘルスケアサンプルを記録する際に、日時を指定すると、なぜか12時間ズレるようになったような気がしてます。
でも正しい時刻で記録されたこともあります。この辺りがよくわかりません。