VLCは有志らで開発しているフリーのメディアプレイヤーです。
以前に書いたレビューはこちら。
フリーというのは無料というだけでなくて、ソースコードもすべて公開しています。
VLC for iOS
で、本家は↑これです。
無料で動画再生に使うなら悪くない選択肢です。
VLCの名前の付いたアプリは他にもいろいろと並んでますが、本家以外は無視で。
そんな中、最近ちょこちょことVLCもどきを見かけるようになりました。
↓のようなアプリです。
X Player
200円 → 無料
販売: Clifton Grobler
iPhone/iPadに対応
名前とか説明にはどこにもVLCの文字がありませんが、これの中身はVLC for iOSそのまんまです。
これはいま無料になっていますが、他にもいくつかアイコンと名前だけ変えたようなのが登場してきています。有料で。
見た目もちゃんとしてるし、再生フォーマットも多い。
もし1,000円 → 100円ってセールになっていたら、気になって買っちゃう人もいると思います。
しかし、そもそも本家が無料ですから、金を払うのは完全に無駄。
買ったところでアップデートが継続されるかも怪しいですしね。
ということで、良さそうな動画プレイヤーを見かけても飛びつかず、スクリーンショットなどを確認の上ご検討いただければなと思います。
ソースをそのまま流用しているのでサムネイルの表示方法とか画面構成が同じです。もちろん機能も。
さて、問題となるのは、本家のソースコードがGPLで公開されている以上は、第三者がそれを使ってクローンアプリをいくらでも作ってもいいし、有料で売ったっていいってことなんです。
つまりクローンは今後いくらでも出てくる。
なんせ開発コストはほぼゼロです。
詐欺ではないし、(ライセンスを守れば)悪でもない。
増殖は止めようがありません。
VLCの知名度が上がり、誰もが知っているようになって、しょうもないクローンが売れるなんてことが起きないように祈っております。
みんな一度はVLCを使って、どんなアプリか覚えておくといいです。
文責:maxi (@rel0005)