アプリをランチャーなどから起動するにはURLスキームというものが必要になります。
簡単に言えば電話番号のようなもので、個別に用意されたURLスキームを使うとそれぞれに対応したアプリが呼び出されるというものです。
でも番号がわからなければ電話をかけられないように、URLスキームがわからないと自由にアプリを呼び出すことができません。
結構な確率で『アプリ名://』とやるだけでそのアプリが起動してくれるんですが、そうではないアプリも多いのが悩みどころ。
いちいち調べるのがめんどくさい人向けに、検索を極限まで手軽にしてみようというのがこの記事です。
まずやってみた
▼再生速度は変更していません
iPhone7だとやっぱり速いですね。
手順としては
・3D Touchでクイックアクション
↓
・『○○を共有』をタップ
↓
・ExtesnionでWorkflowをタップ
↓
・WorkflowでURLスキーム検索をタップ
この4アクションだけです。
なんの文字入力もせずにURLスキームを検索できてしまいました。
やりかた
まず以下の物を準備してください。
・3D Touch対応端末
・Workflowアプリ
・URLスキーム検索のワークフロー(下のリンクからインポートしてください)
インポートしたら、あとは調べたいアプリのアイコンを3D Touch。
手順としては簡単です。
補足
このワークフローではすべてのアプリのURLスキームを検索できるわけではありません。
Sevastianというランチャーアプリが使っているデータベースを利用させていただいているので、そこに登録されているものだけが出てきます。出てこないものもかなりあると思いますが、Sevastianのアプリ内から登録することが可能で、有志の方でデータベースを育てることができるので気に入った方はバンバン登録してあげてください。
【以下読み飛ばしてもいいです】
検索手法を説明していきますが、これは手軽さを最優先にしたため、かなり甘めにしてあります。
まず3D TouchからWorkflowに渡されるのが↓こちら
Launch Center Pro – Shortcut launcher and Today widget(Contrast Apps LLC)
https://appsto.re/jp/OZETF.i
ここから『( 』以降をバッサリ削ります。これでデベロッパ名とURLが無くなる。
こうなる
Launch Center Pro – Shortcut launcher and Today widget
さらに付随情報を削り、補足説明的に使われる『-』と『by』以降もあまり重要ではないので削ります。(この例ではbyは使われてませんけどね)
んで、こうなる
Launch Center Pro
さらにスペースで区切られた単語のうち、先頭の2語で検索をします。
最終的に検索するのはこう
Launch Center
はじめっから先頭の2語だけをピックアップしてもいいようにも思えますが、たぶん後ろから処理したほうがよいです。
2語だけで検索をすると当然違うアプリも引っかかってきます。
例えばFinal Fantasy Tactics 獅子戦争では、Final Fantasyの違うアプリも引っかかってしまいます。でもアプリ名全部を入れて検索してヒットしないよりは、検索範囲を広めにとってその中から探した方が効率が良いのです。
もっと検索範囲を広めるために1語にするとFinalだけになり、今度はノイズが多くなりすぎてしまいます。いろいろ試しましたが2語が一番バランスが良いようでした。
しかしこの検索ではそれでもヒットしない事例が出てきます。
例えばCloudBeats Proを検索しても出てきませんが、CloudBeatsだけならヒットします。データベースに登録されているのが無料版なのか有料版なのかでヒットするかが変わってしまうんです。しかしProやLite、Freeといった語句まで除去してしまうと支障があるため、そこまではやっていません。もしヒットしなかった場合は手動で検索語を1語に削っていただけるとヒットするなんてことが多分にあるでしょう。
▼Proを削って検索した図
見えにくいとは思いますが、Proを削った右の方だけ結果が表示されています。ヒットしなかったときだけ人間が補助してあげてください。
おわりに
重ねて言いますが、URLスキームのあるものならすべて検索で出てくるというわけではありません。むしろヒット率は低めで、新しいアプリは特に弱いと思われます。
この手法はあくまでも手軽さを最優先したものであるということをご承知おきください。
しかし、ヒットしないものはユーザーが登録できるとはいえ、知らないことを知りたくて検索してるんでしょうから、そんなものをわざわざ自分で登録するって人はほとんどいないでしょうねぇ。
Sevastianをランチャーとして使う人だけが積極的に登録する仕組みだよなーと改めて思いました。ランチャーに興味がある人はどうぞ。
ちなみにこのワークフローでは内蔵ブラウザではなくわざわざSafariを起動していますが、それはiOS10のバグで内蔵ブラウザに何も表示されないことが多く発生しているためです。それが直ったら内蔵ブラウザアクションに切り替えた方が良いですね。
素早さ、ヒット率でもっと効率的な方法があるぞという方はぜひワークフローを作って送り付けてやってください。