【PR】小指サイズでLightning / MicroUSB / USB-C対応の万能ケーブル inCharge Universalレビュー

これまでも片面仕様のLightning&MicroUSBなケーブルはありましたが、新たに登場したのが両面仕様Lightningの内部にMicroUSBが仕込まれているという新世代のケーブル。inCharge Universalをレビューします。

 

はじめに

先日inCharge Universalという面白いケーブルを見つけたと紹介したところ、ツイートとこのサイトを見た代理店さんから声を掛けていただきまして、サンプルを提供してもらう運びになりました。

この記事を書くにあたっての条件は以下の通りです。

・提供されたのは当該ケーブル1本
・金銭またはそれに類する供与は無し(事後にもありません)
・記事の内容はすべて私に一任する
・クラウドファンディングのURLを掲載してほしいとのお願い

身銭を切って購入したわけではないので、通常の記事とは区別してPR記事だということを明確にしておきます。
悪いことも自由に書いてよいということですので、中身は通常通りです。

 

写真で見るinCharge Universal

inCharge Universalというシリーズには数種類あり、今回紹介するのはinCharge All in Oneという製品になります。

All in Oneはその名の通り全部入り、Lightning / MicroUSB / USB-C対応です。

USB-Cは着脱可能な変換コネクタ仕様。

▼重量

6.2g(USB-C変換コネクタ部が2.2g)

▼サイズ

折りたたんだ状態で5.7cm、伸ばした状態で10.8cm
USB-Cのコネクタを外した状態だと9.3cmとなり、市販されているLightningケーブルの中でも最も短い部類に入ります。

▼Lightning端子の中にMicroUSB端子がある

中央ではなく片側に寄っているのが見えます。

端子の周囲は純正ケーブルよりも太く、1.3cm×0.6cm程度あるので、ケースによっては干渉してしまうでしょう。心配な人は事前にケースを計っておきましょう。
Apple純正のケースなど、コネクタ周囲が大きく開いているものでは問題ありませんが、AndMeshのように開口部が狭いケースではしっかりと奥まで挿すことができませんでした。

私は携帯しやすい短いケーブルが好きで、この手のタイプでは過去にもNUANSのBANDWIREを購入して使っていましたが、それと比較しても相当にコンパクト。

▼BANDWIREとinCharge

BANDWIREには欠点があって、ループになっている部分にリングなんかを通して持ち歩いていると、必ず抜け落ちてしまうという残念さがありました。
片側のみに引っ張る力がかかってしまうので構造上どうしようもないものでした。

対してinChargeはケーブルの根元に強力な磁石があり、そこでお互いに等しく引き合っているので、ループに力を掛けても片側のみが引っ張られて外れてしまうということはまず起きません。
ケーブルの端子を近づけると磁力によってパチンと小気味よく閉じます。

▼閉じる瞬間をスローで撮影

磁石だけでなく凹凸が噛み合うようにもなっているので外れにくい作りになっています。

 

性能チェック

電流を増やしていくと、使用するケーブル自体の抵抗によって電圧が降下していくので、それを計測して性能を評価します。

ケーブルというのは短いほうが基本的に性能面では有利になるとされていますが、計測してみたところ、この製品はロスの少ない優秀なものでした。
inCharge All in Oneのテスト結果は以下のようになります。


電圧降下が少なく優秀な結果が得られました。(Lightning端子で計測)

急速充電も問題なく使えるレベルになっています。
これがどの程度のものであるかというと、Apple純正のLightningケーブル(90cm)は2.4Aで4.58Vですから、それよりもロスが少ないということです。
極端なまでの短さがロスを減らしてくれています。

MFi認証が無いのはちょっと残念ですけど、まぁMicroUSBと合体した変態コネクタ(褒めてます)なので致し方ないところです。
利便性が勝ります。

最新のiOS 12.1.2での動作も確認しています。

 

USB-Cコネクタはよろしくない

USB-C変換コネクタをテストしてみたところ、USB-A to USB-Cのケーブルに必須であるはずの56kΩの抵抗が確認できませんでした
USB-C機器での使用は残念ながらオススメできません。

USB-Cは使わないという場合は取り外しておくこともできますが、初めからUSB-Cコネクタ無しのinCharge Dualを購入するといいでしょう。
inCharge All in OneはUSB-Cコネクタがあっても無くても片側の端子が出っ張る状態になっているけれど、inCharge Dualはツライチで収まるのでデザイン的にもよいです。

買うならinCharge Dualを選ぶのをオススメします。

 

クラウドファンディングについて

さて本題ですが、このinCharge Universalが本日18日よりクラウドファンディングを開始しました。

4種の小さなUSB充電ケーブルがあらゆるデバイスに対応「inCharge」 | クラウドファンディング – Makuake(マクアケ)

一般販売予定価格1,598円のところ10%オフ~50%オフといったコースが用意されているそうですので、興味のある方はお早めに。

ちなみにカラーは今回紹介したグリーンだけでなく全7色あり、自由に選択できるそうです。

コネクタは全部で4パターン

どのコネクタを選んでも金額は変わらないようですから、All in Oneを選ぶのがお得に感じてしまいますが、前述の通り、私としてはinCharge Dualをオススメします。

クラウドファンディングのものを紹介するときには毎回注意事項として「遅延する可能性がある」とか「未完成のままプロジェクトが解散することがある」という情報を付け加えるようにしていますが、この製品に関してはすでに完成している製品ですから、製造の問題で届くのが遅れるということは起きないでしょう。
また日本の代理店が1年の製品保証を付けているので、壊れたときにも安心だと思います。

ちなみにAmazonで販売されているinChargeは世代が古い物で、今回クラウドファンディングするものとは別の製品になります。

 

おわりに

LightningとMicroUSBのニコイチケーブルはダイソーなどでも販売されていますが、Lightningは片面仕様のものでした。
iPhone本体のLightningメスコネクタって実は片面にしか配線されていないので、そのケーブルを裏向きで差し込むと認識してくれないということになります。
それでもさほど問題なく使えるわけですが、しかし旧製品のiPad Proだけは別でして、Lightningメスコネクタが両面に配線されているため、LightningとMicroUSBのニコイチケーブルを旧iPad Proに挿すとショートしてしまうという事故が起きています。

よい勉強になるので下記の記事は読んでおきましょう。
Lightning/microUSB兼用ケーブルは絶対にiPad Proに使っちゃいけない – シュウジマブログ

inCharge Universalなら両面仕様のLightningなので旧iPad Proでもショートする心配はありません。
アニメーションGIFに偽りなく、見事なコネクタに仕上がっていました。

この形状だとMicroUSBが裏向きで変に刺さってしまわないか心配でしたが、実物では先端に設けられたMicroUSBが片側に寄っているため裏向きでは挿すことができませんでした。大丈夫。
ただ、Lightning端子がカチッとハマる感触があるのに対して、MicroUSBはちょっと緩め。カチッとはいきません。
置いて使うなら良いですけど、持ち歩きながらだと抜けてしまう可能性はありますね。緩いということは接続した状態で無理に力を掛けるとメス端子に対してダメージを与える可能性がありますので、静置した状態で使うのがよいでしょう。

このコンパクトさなのに充電だけでなく通信・同期にも対応しているので、鞄にひとつ入れておくと非常に心強いものになるでしょう。
鍵と一緒に持ち歩いても邪魔にならない小ささです。

小指サイズの実力派でした。

商品提供:株式会社VOL

2 COMMENTS

OSG

inCharge!性能チェック嬉しいです!
私もindiegogoで一足先にゲットしてまして、結構ガッツリ使ってます。
“USB-C to Dual”で、Macbook 12in でiPhoneX 繋いで給電&iTunesでの同期やらしてますが、発熱等無く便利に使えてます。
“inCharge Dual”も使ってますが、microUSBの挿入向きがパッと見分からないので、毎回若干イラつくこともあります。笑

ただ、最初は私も画像のようにキーリングにぶら下げて持ち歩き利用してましたが
ラバーに金属擦れ等の汚れがメッチャ付くので…専ら自宅専用になってしまいました 笑

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maxi

参考になったようでなによりです。
ラバーが汚れちゃいますか。キーリングに付けるならレザーのほうが良いかもしれませんね。
私は鞄に潜ませておいても邪魔にならないので、保険として入れてます。

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