VLCはPCやMacをはじめとした多くの環境で使われているメディアプレイヤーです。
すごいところ
・完全無料
・ユニバーサル
・日本語化だけでなく各国語にローカライズ済み
・ストリーミング再生可能
・バックグラウンド再生可能
・対応フォーマットが豊富
・字幕対応
・DLNA、FTP対応
・AirPlay対応
・Dropbox対応
・GoogleDrive対応
.flv だろうが .mkv だろうが .avi だろうが .ts だろうが再生できます。
ストリーミングだけでなくダウンロード機能も。
ファイルを入れるにはiTunes同期の他に、ブラウザから直接アップロードも可能で、フォルダごと直接D&Dするだけで一気にアップロードなんてこともできてしまいます。
対応フォーマット
.mp4
.m4v
.mpg
.avi
.flv
.ts
.ogv
.oga
.ogg
.divx
.mkv
.flac
.opus
.mxf
.webm
.MXG
.CAF
.OMA
.w64
などなど。
クラウド
現状ではDropboxとGoogleDriveに対応しており、ストリーミング再生も可能になっています。
また次期バージョンv2.5では
iCloud Drive
box.com
OneDrive
の対応も予定されており、なかなかの充実っぷり。
URLスキーム
スキームを調べてみるとrtsp、mms、mmsh、udp、rtp、rtmp、sftp、ftp、smbがあり、思った以上のプロトコルに対応していそうなのがわかります。
SMBは実際にはまだ使えないんですけど期待したいところですね。
http:配信の動画であれば、
http://www.exsample.com/~.mp4 ↓ vlc://www.exsample.com/~.mp4
とスキーム部分を置き換えるだけでVLCが起動して、ストリーミング再生するかダウンロードをするかが選択できるようになります。
またv2.4.1ではx-callback-urlにも対応しており、
vlc-x-callback://x-callback-url/stream?url=…&x-success=…
という形での利用も可能。
streamをdownloadに置き換えれば自動的にダウンロードしてくれます。
downloadにはファイル名も指定可能で、その場合は&filename=…を付けてください。
手元ではコールバックが動作してくれませんが、そのうち直るでしょう。
再生能力
とりわけ優れた再生能力というわけではなく、ソースによっては厳しい場面も出てきます。
iPhone6でもTSストリーミング再生にはちょっとフレーム落ちしている部分が見られますが、合格点をあげていいレベルでしょう。
そしてインターレース解除に関しては有料アプリ以上の優秀さがありますので、無料だからと言って馬鹿にできないところです。
iPhone5以前の機種で使っていると再生がおぼつかないことがあるでしょうし、AC-3には非対応になってしまいましたから、有料でもいいという方にはAC-3対応で、よりデコードが軽量なnPlayerをオススメします。
まとめ
ライトユーザーには十分すぎるほどの性能があり、無料の動画プレイヤーの中では是非入れておくといいアプリです。
まだ安定性に欠けるところはありますが、これさえあればほとんどのファイル再生に困らないはずです。
SMBやChromeCastへの対応も進行しているようですから、そこまでいくともうほとんどの有料プレイヤーにも引けを取らないものに化けてくれそうで楽しみ。
知名度もあり、完全に無料で使える上にこの性能ですから、シェアはぶっちぎりでトップになるでしょう。
URLスキームの拡充もあり、今後はVLCと連携するブラウザやファイラーアプリなどが増えていくことが予想されます。
Workflowに組み込んでもいいですね。
オープンソースということもあり、怪しげなクローンアプリが多数出回っていますが、もはやそんなものに手を出す必要はなく、この公式アプリを入れておけばすべて解決します。
iOSだけでなく、Android,Mac, Windows, Linuxとマルチプラットフォームで開発され続けるVLC。
動画プレイヤーで迷ったら、まずこれをオススメします。