私のお気に入りメモアプリDraftsが生まれ変わりました。
変わったところが多すぎて把握するのだけでも大変ですが、これは乗り換えなきゃ損ってくらい良くなっているというのが結論です。
駄目なところも併せて書いておきますので何かの参考になれば。
Drafts 4 – Quickly Capture Notes, Share Anywhere!
1,000円 → 500円
販売: Agile Tortoise
iPhone/iPadに対応
発売記念セール中です!
変更点
・ユニバーサル
・iPhone6/6+の解像度対応
・Extension対応で、Safariからタイトル・URL・選択範囲を簡単に取得できるようになった
・ウィジェットから新規文章作成、クリップボードの内容で新規文章作成ができるようになった
・スワイプでのカーソル移動が無くなった
・キーボードの上にあったボタンが画面上部に配置された
・キーボードの上はカスタマイズ可能なボタンが使えるようになった
・全文検索ができるようになった
・行単位の並び替えができるようになった
・JavaScriptが使えるようになった
・URLスキームが大幅に拡充され、Drafts内の特定の文章を開いたり、特定のアクションを実行するのが容易になった
・アクションをSTEPSという形で複数つなげられるようになった
・文章ごとに自動で履歴が残るようになった
・文章を作成・変更した場所を記録するようになった
・文章ごとにアクションの履歴が残るようになった
・iCloudで文章、アクション、キーボードなどの環境が丸ごと同期できるようになった
・iOSのフォントを利用するようになった
全体的に見て良くなった点がとても多いです。
一番重要な変更点はスワイプ移動が無くなったことと、文章・アクション呼び出しボタンがキーボード上から押しづらい画面上部に移ったことです。
右にスワイプで文章呼び出し、左にスワイプでアクション呼び出しになりました。
ボタンが上部に移動したのは不安でしたが、スワイプで呼び出せるので逆にかなり使いやすくなりました。
スワイプでカーソル移動はできなくなりましたが、一応カーソルキーが用意されています。
エッジスワイプとスワイプの使い分けで、カーソル移動を復活できればベストだと思います。
Textwellのようなシームレスなカーソル移動がDrafts4に載ってくれば文句なしのアプリになるんじゃないかな。
不満点
たまった文章を複数削除することができない。
前はInboxだけ削除ができたが、いまは全文章削除だけ。
1つずつ削除をするのはなぜかボタンの反応が悪い。(これはすぐ改善されると思う)
カーソルキーはせめて長押しで連続移動ができるようにしておいてほしかった。Bywordがそうであるように。
(コントロールセンターが出せないと書いていたのは勘違いでした。すみません)
設定でCreate new draft when returning after(アプリを閉じて指定時間経過したら新規文章作成)が30secに設定されていると、通知センターに少しでも触るだけで新規文章作成になってしまう。
たぶんこれはバグだけど、新規作成のための一番早い方法でもあります。
あと小さな不満点としては、アクションを公式のライブラリから追加するときにSafariに飛ばされることです。
これはアプリ内で完結して欲しい。
あとはいくつかバグっぽいものがありますけど、すぐに直してくれるでしょう。
Textwellとの違い
たぶん気になっている人がいると思うので書いておきます。
Textwell
300円
販売: Sociomedia, Inc.
iPhone/iPadに対応
※iPhone6/6+の解像度には未対応です。
Textwellも似たようにファイルの保存を考えない作りになっていますが、DraftsとTextwellの性格はまるで違います。
Draftsが複数文章を扱いやすく、文章ごとに履歴を残す作りになっているのに対して、Textwellは全体の履歴を残すもので、複数の文章を扱うのには向いていません。
何に向いているかという性格の違いなので、どちらが優れているという話ではありませんよ。
Textwellが好きな人はおそらくカーソル移動に魅力を感じているでしょうから、乗り換えてても幸せにはならないでしょうね。
ただしTextwellでの文章管理をめんどくさく感じている人にはオススメします。
まとめ
スワイプでのカーソル移動が消えたことがほぼ唯一の問題点ですが、それ以上のメリットがあり、もう戻れません。
特にiPhone6/6+の解像度にも対応していますから、6持ちは絶対に乗り換えた方がいい。
一日触った感想としては、もう以前のDraftsには戻れないくらい左右スワイプが快適だってこと。
↑右スワイプで文章切り替え
↓左スワイプでアクション呼び出し
文章やアクションをサッと呼び出せるだけなんですけど、これが複数の文章を扱う上では他のアプリと比較にならないくらい便利です。
行単位の並び替えも、文章の推敲をする際にはとても助かる。
元々Draftsでは文章を切り替えるだけで勝手に保存してくれていましたが、切り替えがより容易になったこと、また変更の履歴がファイル単位で残ってくれてるので間違って書き換えてもさかのぼって戻せるようになったので、複数文章を管理がとてもしやすくなりました。
文章を保存・閉じる・別文章を開くという工程は無くなり、ユーザーは新規作成と切り替えだけで済む。
システムフォントを使うようになったので、AnyFontで好きなフォントが使えるようになったのもいいですね。
AnyFont
200円
販売: Florian Schimanke
iPhone/iPadに対応
フォントがインストールできる画期的なアプリ。
メイリオだろうが源ノ角ゴシックだろうが好きなものを。
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私の一番使うメモアプリの座はDrafts4で安泰ですね。
今回の記事では書くことの使いやすさについて語ってきましたが、それ以外の部分でもURLスキームが大幅に拡充されたこと、JavaScriptが使えるようになったこと、しかもそれをキーボード上のカスタムボタンに配置できるという嬉しい仕様で、マニアの方にも満足していただけるんじゃないかな。
それと作ったアクションを公式ライブラリに誰でも投稿できるようになったことで、アクションがぐいぐい充実してきています。
日本人向けのアクションも増えてくでしょうから楽しみですねー。
定価が1,000円とちょっとためらってしまう金額ですが、現在半額セール中なので500円のうちに買っておくといいですよ!
あまりセールをしないところですしね。