Drafts とIFTTTを双方向に連携させる方法

Draftsには素晴らしい点がたくさんありますが、その中でも白眉とも言えるリマインダー連携について。

(※このエントリは以前に書いたものを加筆修正したものです)

Drafts – Quickly Capture Notes

500円
販売: Agile Tortoise
評価: 4.5(28件)


App

 

Draftsのリマインダー連携

 
Draftsはその内容をiOS純正リマインダーと連携できる非常に貴重なメモアプリです。
これには初めからReminderList in Remindersというアクションが用意されていますので、まずはその違いから説明を。

Reminderは内容全体を1つのリマインダーとして登録するもの。
改行があっても1つとして扱います。

対してList in Remindersは1行ごとに1つのリマインダーとして登録するもの。
こちらは先頭の行に #リスト名 とすることで、登録するリストを指定できます。

これらを使い、自由にリマインダーに登録できるのがDraftsの強みです。
 

動かしてみよう

リスト名は後々必要になってくるので、ここではList in Remindersを試すことにします。

毎回リスト名を記入するのはいささか面倒なので、以下のようなアクションを用意します。
drafts://x-callback-url/create?text={{#TESTTT}}%0A[[draft]]&action={{List in Reminders}}&afterSuccess=Delete
1行目に#TESTTTという文字列を挿入した上で、List in Remindersを実行するものです。

→ アクションをインポートする

何か適当なURLでも貼り付けて実行してみて下さい。

エラーが出ていなければリマインダーのTESTTTに登録されているはずです。
それをどう使うか。

 

リマインダーとIFTTTを連携させる

IFTTT

無料
販売: IFTTT Inc
評価: 4.5(141件)
iPhone/iPadに対応


App

(※ここからはIFTTTのアプリが必要)

さてIFTTTはご存知のものとして進めます。
今回はトリガーにiOS RemindersのNew reminder added to listを使います。

List nameは先ほどのTESTTTです。

サンプルとして、リマインダーに登録されたURLをDropboxに保存するレシピを置いておきますね。
IFTTT Recipe: リマインダーに送ったURLを直接Dropboxに保存する connects ios-reminders to dropbox

ちゃんと動いたでしょうか?
うまくいっていれば、先ほどDraftsからリマインダーに登録したURLのファイルがDropboxに保存されたはずです。

さてこれで
Drafts→リマインダー→IFTTT→Dropbox
という連携が行えたというわけです。

 

連携チャンネルはいくつもある

チャンネルを別のものに変えるとどうなるか。

PocketやEvernoteにすればURLのページを保存できる。
GoogleDriveにすれば内容をスプレッドシートに記入できる。
FeedlyにすればRSSの購読を追加できる。

Draftsに書いたものをIFTTT経由で何にだって渡せる。
これらがメモアプリでサッと出来てしまうわけです。
想像力次第でいくらでも化ける。

でもここからが本番!

 

IFTTTからDraftsに送る

Draftsが本当に便利なのは、リマインダーの内容をメモとして取り込むことが出来るところなのです。
上でやってきたことの逆バージョンです!

Draftsの設定でImport from Remindersがオンになっていると、リマインダー内のDraftsというリストを自動で取り込んでくれます。

そしてIFTTTはアクション先にもiOS Remindersが使える。

つまりIFTTTからもDraftsに渡せるのです!
一方通行ではありません、双方向です。

例えばFeedlyのsave for laterをトリガーにすれば、Reederなどのアプリで☆をつけた記事を自動でリマインダーに流し込めます。
あとはDraftsを立ち上げれば、その記事のタイトル・URLなどが記入されたメモが作成される。

これはTwitterからでもTumblrからでもWordpressからでもいいです。
IFTTTにある数多くのトリガーをDraftsで受けることが出来るのです。

 

Draftsに送るメリットとは

IFTTTのいいところは、サービスを組み合わせることでいままで想像もしていなかった広がりが生まれるところです。

しかし対応していないサービス/アプリでは使えない。
そこをDraftsで補おうというわけ。

IFTTTからの情報を再利用できる形でアプリに渡そうと思ったら、多くの場合手動でコピーする手間があります。
(単純なURLくらいならURLスキームに加工して使うこともできますが)

しかしリマインダーを経由させたDraftsなら、コピーする手間もなく加工しやすい形で取り込める。
取り込んだデータはアクションで他のアプリに自在に投げられる。

IFTTTからのデータをテキストで、利用しやすい形で受け取れることがDraftsの最大の強みです。

IFTTTに対応したオンラインサービス/アプリでないと、あの連携の輪に入れないなんてことはありません。
Draftsがあれば、IFTTTと繋げることが出来るのです。

 

IFTTTの注意点

iOS6でリマインダーの内容をIFTTTに反映させるには、IFTTTアプリを都度アクティブにする必要があります。
またDropboxチャンネルなどでは30MBのサイズ制限がありますので、それ以上のファイルは扱えません。

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