標準プレイヤーよりも使いやすく、作りこまれた美しい音楽プレイヤー
Ecouteは音質を改善してくれるわけではありません。
ダウンローダーが付いているわけでもない。
しかし標準プレイヤーよりも細部まで作りこまれた操作性、UIが魅力なアプリです。
デザイン・操作性
標準プレイヤーではiPhone6でも一画面に6枚までしか表示できませんが、Ecouteはジャケットを縦横12枚表示してくれるために視認性がよい。
細部にまで作りこまれたUI、デザインはAppleよりもずっと美しくて無駄がありません。
アルバム一覧でも再生中の曲は常に画面下部のミニプレイヤーで確認ができる。
小さくても情報は十分でアーティスト名・曲名・ジャケットが表示されていて、再生・停止はもちろん、ミニプレイヤーを左右スワイプで曲戻し・曲送りも可能。いちいち再生画面を表示してコントロールする手間がありません。
ミニプレイヤーをタップするとプレイヤーを最大化してくれる。
曲のリストから前の画面に戻るときはエッジスワイプで。
とてもiOS7の操作を踏襲しているけれど、iOS6から対応だったりする。
プレイヤーのデザインもいいよね。
左右スワイプでの曲送りができて、このおかげで車で使うのにも不自由がないです。
最大化したプレイヤーは下スワイプかタップで最小化。
画面をロックしない設定なんかも用意されているので、車での利用をしっかり考えていますね。充電中のみロック無効の設定があるとなお良かったけれど。
ただし、画面ロックの無効ってのもプレイヤー画面を表示しているときに限られていて、アルバムリストなんかで放置するとロックしてくれます。
アプリ起動中に無条件で無効にするわけじゃないので、これなら普段からロック無効の設定にしていても支障がなくていいですね。
(設定はiOSの設定アプリ内です)
目当てのアルバムを探す
検索はSpotlightと同じで下に引っ張るだけ。
画面上部のFiltersをタップすればリストのアルバム表示、アーティスト表示などの切り替えができます。
iTunesMatchの利用はもちろん、Podcastにも対応しています。
そして嬉しいのが、iTunesで購入した曲でiPhoneに入っていない曲について、表示のオンオフができることです。
CarTunesなどはiPhoneに入れてない曲まで全表示してくれちゃうので、とても使いにくくて困ってました。
Ecouteはそれがプレイヤー内で手軽に切り替えられる。
Filters画面の雲マークがそれです。
アルバム一覧画面で右端を触るとシークバーが出てきます。
(※画像では左手モードを使用)
素早くスクロールして目当てのアルバムにたどり着ける。
しかも設定で左端に切り替えられる左手モードもあるんですよ。
こういう細かな気配りが好き。
再生リスト
再生キューを入れて好きな順番に再生するなんてことも非常に簡単。
曲やアルバムを長押しするだけで簡単にキューを入れられる。並び替えも簡単。
ライブラリ全体のシャッフルも、プレイリスト内でのシャッフルもさっとこなせる。
シャッフルをオンの状態でプレイヤーを表示して、左右にスワイプすると小気味よいアニメーションでアルバムジャケットが切り替わっていくのがまた楽しい。
テーマ
ニーズが高いダークテーマもあります。
これも素晴らしい設計をしていて、設定アプリ内からLight、Dark、Automaticが選択できるんですが、Automaticを選ぶとiOSの明るさ設定に連動してテーマが切り替わります。
ユーザーが画面の輝度を下げたら、それに合わせてテーマを切り替えてくれる。
これはTweetbotでも採用していますがスマートなやり方ですよね。
URLスキーム
パラメータを指定して実行できるURLスキームが用意されています。
ecoute://
起動
ecoute://search?terms=文字列
ライブラリ内検索
ecoute://play?terms=文字列
曲やアルバム、アーティストを指定して再生ができる。
オプションとしてシャッフルとリピートのオプションがあります。
&shuffle=(0/1 OR off/songs/on/albums)&repeat=(0/1/2 OR off/all/one)
ecoute://share?twitter
ecoute://share?facebook
これは再生中の曲をnowplayingとしてTwitter、Facebookに投稿するもの。
ecoute://play?terms=metallica&shuffle=albums&repeat=all
こう書けばメタリカのアルバムをシャッフルでリピート再生してくれるってわけです。
どれもランチャーなどに登録しておけば便利ですね。
その他
歌詞が埋め込んであればそれを、無くても外部サービスから取得してくれる。(これは洋楽だけ)
歌詞表示についてはもうちょっと手数を少なくできるといいんだけどね。
Last.fmにも対応しているしiTunesの再生回数にもしっかり反映してくれるので、再生記録が大事な人にも安心。
AirPlayも使えます。
まとめ
目立った機能があるわけでもないけれど、一つ一つが練られていて感心します。
いろんな場所を長押し、スワイプしてみるといろんな発見があって驚きますよ。
よくここまで作りこんだなと。
小気味よいエフェクトがちりばめられていて、しかも軽快なのが素晴らしいよね。
あとこれも大事なことなんだけど、iTunesで購入したDRMの掛かった曲でも再生できるんですよ。
UBiOだとかSonicMaxだとかそういう音を加工するプレイヤーだとDRMの曲を再生できない。
再生できないんならせめて非表示にしてくれればいいんだけど、見えてる上に再生できないのでよろしくないです。
以前にiPad版を出すと予告していますのでiPadユーザーも待っているといいです。
Swiftで完全に書き直すと言っていたので時間はかかるかもしれませんが、きっと素晴らしいものを作り上げてくれることでしょう。
金額は200円と書いていたはずですが、これはちょっと前の話なので変わってるかも。
触っていて気持ちいいアプリというのは少ないもので、これは数少ない1つ。
音を良くしてくれるプレイヤーがあっても、なんだかこちらを使いたくなってしまいます。
機能よりもデザイン・操作性の魅力が上回ってしまうんです。
『このアプリがすごい』ってのは、こんなすごいことができるアプリがあったよって紹介するコーナーとして始めたので、本来であれば特に目立った機能のないこのアプリを入れるつもりはなかったんですけど、書いていくうちにやっぱりすごいアプリだってことをしみじみと感じたので並べてしまいます。
このアプリのためにEssentialsってコーナーを作ろうかなーってくらい気に入ってますよ。
そういえばデベロッパのサイトの404 not foundページがかわいいです。
http://www.pixiapps.com/404/
パソコンで見ると動いて音も出ます。マメだなぁ。
このEcoute、お勧めでしたので暫く常用しているのですが、アプリをバックグラウンドからフォアグラウンドに切り替えたとき、かなりの確率で一番始めのアルバム選択に戻ってしまいます。
その都度、延々とスクロールしてアーティストを探し、更にその中に入ってアルバムを選択し、元の画面(アルバム内楽曲リスト及びジャケット大表示モードに戻らなくてはならず、デザインはいいのですが使い勝手が決していいとは言えないと感じています。
これって、バグなんでしょうか?
同様の問題は出ていないでしょうか?
御教示頂ければ幸いです。
再生中であれば画面下部にあるバーをタップしてもらえればジャケット表示の画面(Player View)が出てくると思います。
そこでジャケットをダブルタップすると曲名一覧がでて、もう一度タップすると戻ります。
さらにPlayer Viewでジャケットを長押しするとJump to ArtistやJump to Albumなどのショートカットが出てきますのでそれらを活用してみてください。
初めの画面に戻ってしまって不便というのはあまり記憶にないので、こうした使い方をしているかの違いなのかなという気がします。
Player Viewに関しては設定アプリ内でEcouteの設定が変えられる箇所もありますので、そちらも覗いてみてください。
参考になれば。
あれ、コメント自動更新されない状態ですかね?(^。^;)
数日前から日本語表示がされなくなったんですが、表示を元に戻す方法はご存じでしょうか?(ToT)
すみません、どういう状況なのかわからないので、もう少し具体的に説明していただけると助かります。
失礼しましたm(_ _)m
何て言ったらいいんですかね、「シャッフル」とか上下の左右のボタンとか、表示切換の選択肢の文字とかの事なんですが。
アルバム名、アーティスト名、曲名以外の全ての文字が中国語?みたいな表示になってしまっています。
※iPhone6Plus使用。
伝わりますでしょうか?(–;)
Ecouteの話ですよね?
元々UI関係のボタンなどは日本語化されていないはずなので、カタカナで「シャッフル」と表示されることはなかったと思いますけど、日本語になっていました?
原因はおそらく先日のアップデートで簡体字がサポートされたことで、それが英語よりも優先して出てしまっているせいでしょうね。
『設定 → 一般 → 言語と地域』と進み、『優先する言語の優先順位』を確認してください。
簡体字が英語よりも上位にあったら、それを下げるか削除を。
たぶんそれで直るはずです。
ありがとうございますm(_ _)m
上記の方法で治りました。
日本語は自分の勘違いでした(–;)
普段普通に使ってたので、違う言語になったら勝手に前の言語を日本語だと思いこんでしまってました。お恥ずかしいかぎりです。。
アップデートで勝手に言語が変わるんですね。初めて知りました。
重なりますが、本当にありがとうございました。
それは良かったです。
1.日本語
2.簡体字
3.英語
鼻糞一発さんのiPhoneはたぶんこんな感じの優先順位だったんでしょうかね。
Ecouteは日本語も簡体字も対応していませんでしたから、1と2をスキップして英語表記が優先されてたわけです。
先日のEcouteアップデートに簡体字が追加されたので、英語よりも簡体字表記が優先されたということです。
あまりいじらないので意識をしていないところではありますが、アプリが日本語対応アップデートをした時に自動で日本語表記に変わるのはこの設定のおかげなのです。
そうなんですね!勉強になります(^^)
因みに、1、2だけ表示されてました(^。^;)
なので、2を削除して3を追加しました。
iTunesのプレイリストには対応しているのですが、階層を反映した表示ができておらず、使いにくいです。
タブレットやスマホのアプリは、有料だと買ってみないと使い勝手がわからないのが欠点です。せめて、買ってから1時間以内に削除すれば無料などというような救済措置がほしいです。
100円程度の金額だから、アプリが期待外れなら泣き寝入りということでしょうか。まるで、100円ショップで買った品物がすぐ壊れたような感じです。
それは残念ですねぇ。Androidではお試し期間が用意されているようなので、そういったものがiPhoneにもあればもっと気軽に試せていいでしょうね。
万人が満足する物はAppleですら提供出来るものではなく、100円ショップの商品でも購入して使ってみるまで満足できるかわからないように、アプリも使ってみるまで自分のニーズに合ったものかはわからないものなので、いろんなサイトのレビューやストアのレビューを参考にしてじっくり吟味をしてください。
泣き寝入りしたくないということであればiTunesにも返金申請と言う手段が用意されていますので、そちらを利用されるのがよろしいかと思います。
iOS 10のミュージックアプリのアルバムの表示の仕方が嫌で引っ張り出してきました。メジャーアップデート毎にクオリティに波が生まれるのは勘弁して欲しいですね。
これ、かつてはアーティスト欄からアルバムを表示した際に年代順に並べられていたような気がするのですが、現在そうなりません。かといってアルファベット順でもなく、部分的に順番が飛んでいる様子です。他のアプリではきちんと年代順に表示されるので、ファイルの問題ではないと思っているのですが、管理人さんのところではどうなっているのでしょうか?
返事が遅くなってすみません。
私の手元ではローカルのものだとタイトル順ですが、iCloud ミュージックライブラリのものはよくわからない順で並んでいます。
ローカルだとTheを無視して並べるので見た目はおかしく感じますけど。
Ecouteはメジャーバージョンアップを控えているので、Artist->Album Release Yearでのソートオプションをお願いしてみるといいかもしれません。
↓Ecoute3のチラ見せ
https://twitter.com/ecouteapp/status/775085061708324864
他のアプリをいくつも試してみましたが、どれも年代順に並んではいないので、どのアプリをお使いになったら年代順ソートができているのか気になります。
お返事ありがとうございます。
管理人さんの場合にはタイトル順に並んでいるのですね。私は曲は全てローカルにあります。改めて眺めると、なまじ最初の方が正しいだけに年代順に並んでいるとばかり思っていましたが、よく分からない順と言えばそうかもしれません。
私が知っている中では、PickyとVOXで年代順ソートを選ぶと正しく並べてくれます。ただ、アプリとしては一長一短ですねぇ。
Ecouteはアップデートを開発中だったのですね。知らせていただいてありがとうございます。開発者にメールを出しておこうと思います。
返事が遅れてすみません。
VOXでしたか。年代順ソートを試してみましたが、やはりあると便利ですね。
Ecouteに搭載されると私も嬉しいです。ありがとうございます。