ダイソーでモバイルバッテリーを買える時代が来た。
しかし100円とはいかず、価格は300円。それでもだいぶ破格です。
白いバージョンのバッテリーもあります。
スペック
公称容量 2000mAh
入力 5V 1A
出力 5V 1A
充電時間 6時間
寸法 95x22x24mm
重量 62g
端子は入力がMicroUSB B、出力がUSB Aで、スイッチの類は無くケーブルを指すだけ。
▼端子
パッケージのうたい文句には「フル充電でスマートフォン70%充電」とありますが、対象となる機種名は明記されていない。
iPhoneで使った場合はどうだろうか。
ちなみにiPhone7のバッテリー容量は1970mAhとされている。
実際に使ってみた
さて電流を計測しつつ各5回の給電・充電を行って平均を出してみた。
入力 1467mAh
出力 836mAh
へたり気味なiPhone6では50%ほど、まだ新しいiPhone7では43%程度の充電が行えた。
iPhone6/7では公称70%には程遠い数字ですが、どの機種を基準にしたかがわからないのでなんとも。
開けてみた
内部は18650電池が1本と基盤という、ごく普通の構成。
18650電池には何の印字もされておらず、容量を確認することはできなかった。
安っぽい作りだとは思うが、安っぽいのではなくて実際に安いのだから仕方ない。
総評
iPhoneを半分充電できるバッテリーが300円で買えるというのはなかなか悪くない。しかも繰り返し使えるので、コンビニで乾電池式の充電器を買うよりはコスパがいい。
30cmのMicroUSBケーブルも付属してますしね。
これはGirl’s Trend研究所という女子向けアイテムを展開するフリューとのコラボ商品で、いつものモバイル関連コーナーではなく女子向け雑貨コーナーに陳列されているため探す時は注意。取り扱いのある店舗も限られているようです。
スマホ関連アイテムではイヤホン、保護フィルム、iPhone6/6s用の手帳型ケースなんかも展開しています。
ガールズトレンド研究所コラボ | ダイソー|ダイソーホームページ
さて毎回充電をするのは面倒だし、ガンガン使う人にとってはまるで容量不足でしょうが、この価格帯で買うことのできるモバイルバッテリーというのは貴重なものです。子供がおこづかいで買うのにはちょうどいいでしょう。
社会人であれば、2,000円も出せばcheeroの国産セルを使った6700mAhのものが、3,000円も出せばAnkerの10000mAhのモバイルバッテリーが買えるわけですから、日常的に使うのならそちらの方がずっと楽です。
ただ、ものは考えようで、満充電をせずほどほどのところで充電が止まるバッテリーだと考えると、この商品にも使い道があるんじゃないかと思います。急速充電じゃないから発熱もしにくくてバッテリーにもやさしいですし。
一部マニアには18650電池が安く手に入ると考える人もいるかもしれませんね。
iPhoneケース、保護フィルム、USB ACアダプタ、Lightningケーブル、モバイルバッテリーを全部そろえても1,000円でおつりがくるんですから、100均ってすごいもんだ。