ZapierはIFTTTと似た、各種Webサービスを連携させるハブとなるものです。
対応サービス数は、IFTTTの 100 に対して、Zapierはなんと 373!
ただしマイナーなものも多いので、対応サービスの量で質は測れませんけどね。
どこが優れていて、どこが惜しいのか。
IFTTTでは物足りない上級者向けのサービスZapierを語ってみたいと思います。
簡易Yahoo!Pipesのような
ZapierがIFTTTよりも優れている点の1つとして、細かな条件指定ができる点があります。
Gmailなどでメールの振り分けをするフィルタ機能と同じようなものです。
しかしフィルタ出来る対象はメール以外にも、多岐にわたります。
RSSフィードの中から「セール」の含まれたものがある場合だけ発動する、「PR」の入ったものは無視するといった指定ができるのです。
IFTTTでは特定のハッシュタグがあるものだけといったシンプルな指定しかできませんが、Zapierではタイトルや本文だけでなく、日付だとか抜粋などのフィード情報のほとんどを条件指定に使えます。
いままでPipesなどを使ってRSSの条件分岐させていた方も多いと思いますが、それよりもずっととっつきやすく扱えますよ。
Pipesよりは扱いやすく、Pipesほどには強力ではない。
そして強力ではないがPipesにない魅力もあるんです。
Pipesさえも超えるボーダレスさ
RSSだけではなくメールやTwitterのトリガーでも詳細な指定ができ、さらにポイントとなるのは発動させるアクション側にRSS出力を指定できるのです。
RSSから欲しい情報だけ取り出して再度RSS化することはもちろん、メールなどの他のチャンネルをRSSフィードに変換することもできる。
例えばTwitterで特定の人のつぶやきをRSS化したり、特定の人の画像付きのつぶやきだけを取り出すなんてこともできます。
どんなものでもRSSにできてしまう。
条件指定がIFTTTより柔軟で、対応チャンネルもIFTTTより多く、可用性はPipesよりも大きい。
無料で使えるけど制限もある
トリガーはIFTTT同様15分間隔でのチェック。
無料で使えるレシピ(Zapと呼びます)は5つまで。
発動できる回数は100回/月。
これだけ見ると、ほとんど使い物にならないと諦めてしまう方も多いでしょうが、紹介やZapをシェアすることで最大1,010回まで拡張できます。
IFTTTでは行えない高度な作業のみ5つに絞って使う必要がありますが、5つで月間1,010回なら悪くないです。
ヘビーに使いたい方には有料プランもありますよ。
月15ドル 20zaps、3,000回、15分間隔
月49ドル 50zaps、15,000回、5分間隔
月99ドル 125zaps、50,000回、5分間隔
まとめ
IFTTTはできることがそう多くない。
けれど、機能を絞ったからこそ、これだけ流行っているんだと思います。
なんでもできてしまうZapierはやれることが多すぎて戸惑います。
ちなみに紹介リンク(→ http://zpr.io/HZss)から登録すると100回増えます。
紹介されていないと無料では910回止まりになってしまうと思いますので、うち以外でもいいので誰かの紹介リンクから登録することをお勧めしますよ。
もうちょっと丁寧な説明が読みたい方には↓こちらの記事をどうぞ。
任意のツイートをトリガーにできる Zapier で、気になるつぶやきを iPhone にプッシュする | Simple Living
そうそうZapierにはiPhoneアプリがありません。
しかしiPhone専門なうちのサイトで取り上げるからにはこのままじゃ終わらせませんよ。
明日、明後日とZapierの記事が続きます。