“星の名前を調べるように、飛行機の名前や行先もこの手の中に”
もはや説明の必要もないのではないかというこのアプリ、航空機好きならマストハブな1本です。
ここがオススメ
リアルタイムに航空機の位置を地図上で把握できる。
そしてそれは推定位置じゃなくて実際の位置情報に基づく正確なものです。
位置情報が正確なのでAR機能を使えばiPhoneをかざした方向に飛んでいる航空機がなんという機体なのかを知ることができるんです。天体観測アプリなんかでよくある機能ですが、あれと同じことを飛行機に対してもできてしまう。
搭乗便の機体記号がわかっていれば位置を検索したり、その飛行を追跡できるのも楽しい。
飛行機旅行の出迎えや見送りの際には「いまどのあたりを飛んでいるかな」なんてことがまさに手に取るようにわかるわけです。
もちろん自分が飛行機に乗っているのであれば、さらに楽しめるでしょう。
これは飛行機自身が発信している現在位置、高度、速度を利用しているため、情報は至って正確です。
ADS-Bという1090MHzで発信される航空機管制用の電波を世界中の有志が受信して提供していることで実現しています。
アプリ内課金では空港の発着情報が見られるようになったり、航空機の表示アイコンが機種別になったり、緊急事態宣言を発した航空機が出た際にはプッシュ通知してくれるようになったりもします。
すごいよね、世界中の航空機の情報がスマホの中で確認できてしまうんですから。
空の安全をこのアプリひとつで知ることができる。
ここが惜しい
3Dモードを使うと航空機目線での俯瞰地図が見られるんですが、平面地図を斜めに表示しただけで3Dと呼ぶには残念なもの。
これは着陸寸前の機体を3D表示したもの。画面の下には高度や速度が表示されています。
着陸の様子なんかがなんとなく把握できて面白くはあるんですが、まったくの平面なので物足りない感はあります。
空港やランドマークくらいは立体表示してくれると見ていて面白いんですけどね。
まとめ
ぼーっと飛行状況を眺めていても面白いのですが、生活の中で役に立つのは火災や事件が起こったときでしょう。
「横浜市で大規模な火災が起きています」とか「多重玉突き事故が発生して渋滞が起きています」なんてニュースが入ったときに、このアプリを立ち上げるとマスコミのヘリがたくさんホバリングしている場所がすぐ把握できてしまうので、リアルタイムな事件の正確な場所まで特定するのであればSNSよりもこのアプリを使うのがもっともはやいのです。
空を眺めていて偶然目に入った飛行機がどこに旅立つものなのか、やたらと飛び交うヘリはどこを目指すものなのか、そういった今まで目の前を通過するだけだったものをつかまえて詳細に知ることができるのがこのアプリ。
「あれはなんだろう?」そんな疑問が解消できる。
星の名前を調べるように、飛行機の名前や行先もこの手の中に。
航空機事故が起こるたびにランキング上位に顔を出すこのアプリ。事故なんか起きてはほしくないですけど、すくなくともこのアプリがあればどこで何が起きたかは知ることができる。
大雪の千歳空港や、台風時期の那覇空港などを観察していると空の状態が一目でわかるので興味深いです。
アプリも広告入りの無料版がありますが、パソコンで見られるWebサイトもありますので、一度覗いてみるといいですよ。
Flightradar24.com – Live flight tracker!
仕組みなどの詳細は↓こちらで
Flightradar24 – Wikipedia