メーラー
それは悩みの種。
なかなかいい感じのアプリはいくつかあるものの、どれも惜しいところがあって、一つに絞り切れずに年単位が経過しておりました。
でも昨日出たReaddleのSparkはほとんど不満が無いんです。
無料とは思えない完成度!
メーラー遍歴
これまでいろいろ渡り歩きました。
iOS純正メール → Gmail → iOS純正メール → Dispatch → Boxer → Mailbox → Dispatch → Inbox
大体こんな感じかな。AcompliとかOutlookはほんのちょっとだけ使ったくらい。
複数のメールアカウントを1つのメールボックスで扱えること、独自ドメインのメールも扱えること、プッシュ通知があること。
これが私の求めるところ。
アプリ連携などがよくできているDispatchはかなり好きなアプリでしたが、HTMLメールが崩れるとかフェッチしかできないとか、細かいバグがいろいろあって使うにはしんどい。
Boxerはメール一覧での差出人がとても分かりやすくて好きでしたが、アドレス帳のアクセスを許可しないと毎回ダイアログを出してくるのがうっとおしい。
Mailboxは悪くないけど、Boxerのように送信者がわかりやすくないし、決め手に欠ける。
Inboxはかなりいい
Inboxは一度使って「なんだこれ」とすぐに放置してしまっていたのですが、Dispatchのバグに耐えかねていろいろ試しているうちに素晴らしさに気づきました。
まずInboxを使う上で大切なのは受信箱を空にするってこと。
読んだらアーカイブして受信箱から消してしまう。
私はそれまでメールを既読にするだけで処理していたんですが、Inboxを使うのであればその考えは変えてしまった方がいいです。
とにかく読み終わったものはアーカイブして受信箱に残さない!
アーカイブしたものは検索すれば出てきますから受信箱に入れておく必要がないんです。
これを理解しておかないとうまく処理ができないと思う。
そして未処理の大切なメールはピンを立てて分けておく。
この2つを徹底すると重要なメールが埋もれてしまうことなく気持ちよく整理できるはずです。
メールの内容を分析して自動で分類してくれる機能は最初抵抗がありましたけど、慣れると大変便利。
Boxerのように送信者がアイコンでわかりやすく表示されているのもいいですね。
不満はGmail以外には使えないこと。
しかしその不満以上に、とにかく処理が快適に行えるので最近はこれがメインでした。
招待が無いと使えないものでしたが、アップデートにより招待不要になりましたよ。
リンクをChromeで開く仕様は、Safariに変更できたらうれしいんだけどねぇ。
しかし基本的にはこれまでのメーラーで最も快適なものの1つなのでGmailユーザーであれば一度は試すといいですよ。
ReaddleのSpark
SparkはDocuments5でおなじみのデベロッパReaddleが新しく出してきたメーラーです。
正直言って予想以上の完成度でした。
プッシュ通知はもちろん、独自ドメインもOK、複数のアカウントをまとめて扱える受信箱。
BoxerとかMailboxでもそれくらいの機能はあるんですけど、Sparkの方が扱いやすいんですよね。なにより洗練されています。
どの辺に差があるのかはまだ言語化できないので、ちゃんとしたレビューにならないんですけど、無料なので試して確かめてください。
Inboxでやっていたようなアーカイブ・ピンの処理も同じように行えるのもいいです。
Sparkはいまのところ英語のアプリですけど、多言語対応の予定もあって、もちろん日本語も対応してくれるでしょう。(これは確か今後1か月くらいで対応してくれるようなことが書いてあった気がする)
ちゃんと日本語化された暁には、メーラーの神アプリと呼んでもいいんじゃなかろうか。
Inboxの使いやすさは非常に捨てがたいものではあるけれど、Gmail以外を別アプリで管理するのはちょっと面倒なので、しばらくはSpark1本で行ってみたいと思います。
GmailのみならInbox、それ以外も扱いたいならSparkという感じで使ってみるといいと思いますよ。
Mac版、iPad版も予定されていて待ち遠しいですね。
メーラー探しの旅はこれで終わりそう。