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1Passwordの料金プラン解説(サブスクリプションと買い切りの違い)

  2017/02/14

パスワード管理アプリケーションで定番な1Passwordですが、今回買い切りとは別に月額課金プランの提供を始めました。
買いきりに関してもちょっと前からライセンスの形態が変わってきているので、この機会に買い切りとサブスクリプション両方を整理していきたいと思います。

1Password

AgileBits Inc.
仕事効率化, ユーティリティ
評価: 4(970件)

パスワード管理の定番アプリ。
ss1

 

買い切りライセンス

これまで1Passwordは4つのプラットフォームで展開されており、iOS、Android、Mac、Windowsでライセンスが必要でした。内容を順番に説明していきます。

iOS

基本無料で提供されており、ちょっとしたログイン情報であればそのままでも使えますが、アプリ内課金1,200円のPro機能があります。そこで提供されるものは以下の通り。

・より多くのカテゴリ
ログイン、セキュアノート、クレジットカード、個人情報(この4つは無料でも使えるものです)

さらに、パスワード、運転免許、アウトドアライセンス、サーバー、データベース、パスポート、メンバーシップ、メールアカウント、ライセンス、報酬プログラム、無線ルータ、社会保障番号、銀行口座を登録できます。

▼左が無料版・右がPro
1password
・アイテムの詳細な設定
無料ではログイン情報にユーザー名とパスワード、URL、メモしか記録ができませんが、Proでは複数のURLや任意のフィールドが使えるようになり、添付ファイルなどを見ることができます。(ファイルの添付にはMacかWindows版が必要)
他のカテゴリでも使えるフィールドが増えます。

・Apple Watch対応
Apple Watchでパスワードやワンタイムパスワードの表示が可能になります。

・ワンタイムパスワード
TOTPベースの二段階認証を扱えるようになり、Google Authenticatorなどで使われているワンタイムパスワードをこのアプリにまとめて管理できるようになります。

・フォルダとタグ
カテゴリに分類されている情報をフォルダやタグで整理できるようになります。

・複数の保管庫
パスワードの保管庫を複数切り替えて使えるようになります。プライベートと仕事関係で分けるとかですね。

 

Android

30日間はフル機能での無料トライアルが可能ですが、機能的にはiOSよりもかなり限定されているとの話。
その期間が終わるとアイテムの追加や編集といった基本的な機能も使えなくなり、すでにあるアイテムの読み出し専用になってしまうようです。継続利用にはPro機能が約1,200円で提供されています。

 

Mac

Mac版はAppStoreで販売されているものと、デベロッパの直販があります。
MacAppStoreでは7,800円で、直販では64.99ドルで販売されています。直販ライセンスはWindows版と共通で使えます。

OS X Yosemite以降に対応。

 

Windows

デベロッパの直販のみで64.99ドルです。ライセンスはMac版と共通。

Windows 7以降に対応。

かつてはWindowsとMac版が直販でそれぞれ50ドルくらいで、別々に買わなければいけませんでしたが、いまは1つのライセンスでWindowsとMacの両方が使えるようになっています。どちらかしか使わないという人には高くなってしまったのは残念ですね。
1ライセンス:1ユーザーで、MacやWindowsの台数には制限はありません。

ライセンスは将来的にメジャーアップデートで買い直しになる可能性があります。(※1)

 

サブスクリプションライセンス

買い切りモデルではiOSとMacで別々のライセンス購入が必要でしたが、今回導入されたサブスクリプションライセンスは1契約ですべてのプラットフォームアプリが使えるようになり、iOSやAndroidのPro機能もアンロックされます。Mac、Windows、iOS、Androidに加えてWebでの管理もできるようになりました。これによりLunuxやChrome OSなどでもデータを参照できるようになったわけです。

1ユーザー、2.99ドルから。
月2.99ドルと書かれていますが、これは年一括払いの金額なので年36ドルと考えた方がいいでしょう。月払いも選択できますがその場合には3.99ドルになります。

▼Web版1Password
1password

またファイルやパスワードのヒストリー復元機能も備えた1GBのセキュアなクラウドストレージが提供されます。これまでと違いパスワードを独自のサーバー上で管理するということで安全性が心配になると思いますが、これまではユーザー自身が設定するマスターパスワードのみで暗号化していたものを、さらに128ビットのアカウントキーと組み合わせて暗号化するように強化されました。(アカウントキーはサブスクリプション登録時に発行されますので無くさないように保管してください)

複数のデバイスで使っている人には初期投資を安く抑えられますし、買った直後に新しいものが別アプリとしてリリースされ買い直しになるという悲しい事態を防げるメリットがあります。そろそろ新しいのが出そうだから買い控えるというのはユーザーにとってもデベロッパにとっても良くないことでしたから、その心配が解消されたのは大きなメリットだと思います。

家族向けの1Password Familiesというプランもあり、こちらは5ユーザーが使えて年60ドル(月4.99ドル)、1ユーザー追加で+1ドル/月です。Familiesプランにはファイルやパスワードの共有機能、ユーザーごとのパーミッション設定、アカウント復旧などの機能が追加されます。

気を付けなくてはいけないのが、このサブスクリプションはAppStoreで支払いができるわけではなく、デベロッパと契約するということです。支払いはクレジットカードのみになりますから、かなり心理的なハードルは上がってしまいます。

 

いったいどっちを選べばいいか

すでにMacやWindows版のライセンスをお持ちの方は継続して利用できますので、焦ってサブスクリプションを契約する必要はありません。今後別アプリとして有償のアップデートが行われた時に検討すればいいでしょう。
これから使ってみようという方で、複数プラットフォームの端末で利用したい方、有償アップデートで買い直しは嫌だという方はサブスクリプション契約をするといいでしょう。ただしiPhoneのみ、Androidのみでしか使わないという方は高くついてしまうかもしれませんので慎重にご検討を。

買い切りの方を選ぶという方は直販の公式ストアでMacPowerUsersというクーポンコードを使うと20%オフで購入ができます。
公式ストア → https://agilebits.com/store

 

おわりに

既存のユーザーは今までと変わらずに使うことができる。新規ユーザーには支払いの選択肢が増えたということでいまのところ悪いことはありません。

ソフトウェアのアップデートにはお金がかかるものだということを理解していても、実際に毎月支払うというのはやはり抵抗があるものです。
安くない額を支払うのであれば、いつまでも微妙なWindows版をいいかげん正式リリースしてほしいし、日本語での情報も用意してほしいもんですね。私がサブスクリプションに移行するとしたらせめてそれが解消してからかなと思います。

そういえばWindows版の1Passwordを使ってて、ブラウザでCTRL+¥のショートカットキーを押すとフォームに自動入力してくれるって超便利な技をずいぶん後になるまで知らなかった。初めて使ったときはびびりました。まだ知らない人がいたら試すといいよ!

 

参考

※1
AgileBits Software Licenses
Upgrade Policyを参照

―――

AgileBits Blog | Introducing our new 1Password subscription service — get 6 months free!
今回の発表について書かれた公式ブログ記事。

Pricing – 1Password
サブスクリプションで提供される機能が一覧で見られます。

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Comment

  1. しかさω より:

    3年以上前にサイト直販で購入したバンドルライセンスですが、ライセンスの再発行をしてみたところ 、Mac用のライセンスファイルが一つ、Windows用のキーコードが一つ発行されました。
    MacのライセンスにWindowsのキーコードが付いてきたり、WindowsのライセンスにMacのライセンスファイルが付いてきたりはしませんでしたので、使い回しはできないように思えます。

    • maxi より:

      Mac版はコードじゃなくてファイルで認証するとは知りませんでした。
      それじゃあ使いまわしはできそうにないですね。
      ご報告ありがとうございます。

  2. 名無しさん より:

    実はWindows Storeにもあったりする
    機能が限定的だけれども。

    • maxi より:

      補足ありがとうございます。
      Windowsストアはライセンスが買えるわけではないと思ったので今回は紹介から外させてもらいました。
      もしライセンスを買えるとしたら申し訳ないです。

  3. 名無しさん より:

    WinPCを初期化して1Password6を導入してみたのですが
    ライセンスキーの入力項目が消えたようなきがするのですが
    1Passwordアカウントのメールアドレスと照合して確認しているのでしょうか?

    • maxi より:

      1Passwordアカウントを作られたのでしたら、それはサブスクリプションの登録をして、そちらのライセンスが使われているということだと思います。
      買い切りのまま使うのであればアカウントを作る必要がありませんから。

  4. keiko より:

    すみません、色々調べているのですがなかなか分からないので教えていただけると助かります。Macでライセンスを7800円で購入したのですが、たまに使うWinにも1passwordを使いたいと思っています。Winで使うには、再度ライセンスを購入しないと使えないのでしょうか?

  5. 名無しさん より:

    すみません、先ほど質問したkeikoです。自己解決しました!Winのアプリを6にバージョンアップしたらわかりました。失礼いたしました。

  6. maxi より:

    それは何よりでした。
    同様の疑問をお持ちの方の参考になりますので、自己解決された場合でもどのようにして解決したかを書いていただけると助かります。
    たぶんサブスクリプションへの移行ってことなんでしょうけど、それ以外の方法もあるので記事にしてみます。

  7. 名無しさん より:

    大変参考になる記事をありがとうございます。
    Windowsにも1Password6が配信されましたが、現在は買い切り・サブスクリプション共に1Password6の物しか購入できないのでしょうか。

    公式サイトやブログには特に記述が見当たらなかったのですが、もしご存じでしたらご教示頂けると幸いです。

    • maxi より:

      買い切りのライセンスでは4と6の両方がいけますね。6はサブスクリプションのみでした。すみません。

      いまも通常のダウンロードでは4が提供されています。
      https://agilebits.com/downloads

      サブスクリプションだと6からになってしまうんじゃないかと思います。これは試していないので確かではありませんが。

      • 名無しさん より:

        検証ありがとうございます。
        買い切りなら4、サブスクリプションなら6と思っておくと良さそうですね。

        (気持ちの問題ですが)唯一の鍵であるマスターキーをオンラインで登録する不安や、毎月料金が発生するストレスを考えて、4(買い切り)を買うことにします。

        • maxi より:

          6がすごく魅力的なものに仕上がっているならまだ考えようもあるんですけど、いまのところ微妙ですしねー。
          日本語化をサブスクリプションのほうだけやってくれれば移行するユーザーも増えるでしょうが、その気配もないですからねぇ。

  8. reshz より:

    こんばんは。iPhone版を2年以上使ってきた者です。サブスクリプションが開始してからあまり状況は変わっていないようですね。
    先日Touch IDの付いたMacを購入したのですが、なかなか導入に踏み切れずにいます。私は管理人さんと同じく買い切り派ですが、サブスク開始後メジャーアップデートがないということで、今後の動向がつかめませんねぇ。サブスクに統一するならしてくれる方が安心して契約できますし。
    独り言の様になってしまいすみません(笑)

    • maxi より:

      安くはないので二の足を踏む気持ちもわかりますけど、TouchID付きのMacBookをお持ちなら1Passwordを使ってないのはもったいない気がしますねぇ。
      せっかくの目玉機能ですから。

  9. maxi より:

    ちょっと上のところで、買い切りライセンスでは4と6の両方が使えたと書きましたが、それは間違いで、6は使えてるように見えたものの同期やローカルでの編集機能などがロックされている閲覧専用モードになっていました。もうしわけない。

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