ランチャーが純正アプリのURLスキームに対応していない理由
私はストアでよくレビューを読むんです。
その中に、Launch Center Proは ミュージック などの初めから入っているアプリには非対応で汎用性が低い、という旨のものがありました。
これは事情を知らない人だと不満を持ってもしかたないし、日本語でちゃんと説明しておく必要があるかなと思うので書きます。
これに関しては開発者が経緯をツイートしてますので、そちらを参考に。
Apple called to let me know that we are using “undocumented APIs” in @launchcenterpro and that we need to remove certain Apple app URLs.
— David Barnard (@drbarnard) 2013, 10月 15
The URLs will still work, but we have to remove Calendar, FaceTime, FaceTime Audio, GameCenter, Music, Passbook, Videos, Reminders, and iTMS
— David Barnard (@drbarnard) 2013, 10月 15
To be clear, these URLs will work just fine unless Apple actually removes them from their respective apps.
— David Barnard (@drbarnard) 2013, 10月 15
All of those URLs have one thing in common, they are apps that ship with iOS. Apple apps in the App Store seem to still be fair game.
— David Barnard (@drbarnard) 2013, 10月 15
英語は苦手だという方に簡単に説明すると、「公式にドキュメント化されていないものを使うな」ってAppleから怒られたってことです。
↓これがその対象。
カレンダー
calshow:
GameCenter
gamecenter:
ミュージック
music:
Passbook
shoebox:
ビデオ
videos:
リマインダー
x-apple-reminder:
iTunes Store
itms:
(※ツイートにはFaceTimeとFaceTime Audioも書いてありますが、これらは現在ライブラリに掲載されています。ドキュメントに載ったんでしょうね)
簡単に推測できるmusicだったりvideosを使ってはいけないってのもなんだか変な話ですが、Appleが言うんですから仕方ありません。
従わなけりゃアプリが削除されちゃいますから、LCPのライブラリからこれらのURLスキームは削除されました。
これはライブラリ側での操作なので、ストアのアップデート履歴にも載っていません。
これらのURLスキームは開発者がアプリから呼び出すには怒られますが、ユーザーが使う分には問題ありませんので、ご自身で入力して使うといいです。
Appleが廃止しない限りは使い続けられます。
というような内容をストアのレビューにも書いておきました。
なんでこんなことに対応していないんだ!ってのにはちゃんと理由があったりします。
これは他のランチャーやLINE DECOのようなアプリなどでも同じことです。
知っていれば悪評価のレビューを付ける必要もないことですから、うちの読者さんはもう大丈夫ですね。
よしよし。
ついでに忘れないようにブクマやシェアしておくといいです。
Launch Center Pro
500円
販売: Contrast Apps LLC
最高に便利なランチャーアプリ。
Launch Center Pro for iPad
こんな感じのゆるい記事を書いていこうと思いますよ。よろしくね。