サイトをPDF化する方法は数あれど、見た目通りにそのままPDF保存できるアプリって意外と貴重なのですよ。
※このアプリはデベロッパさんより、プロモーションコードを頂いています。
ただし宣伝を依頼されたものではなく、なるべく普段通りのユーザー目線でのレビューを心掛けたつもりです。
以上の点、ご理解ください。
オススメするところ
レビューに際して、手持ちのPDF化アプリと比較しました。
Web to PDF、InstaWeb、ACTPrinter、URL2PDF、Documents by Readdle、Google Chrome。
PDF化してくれるWebサービスのpdfmyurl.comもです。
上のアプリ・サービスの中だと、見たままのサイトを保存できるものはありません。
他のアプリでもできるでしょ?って思うかもしれませんが、これが意外と無いのです。
あとはスマホ表示でもちょっと幅広の表示になってしまって、レイアウトがずれる。
(※記事の最後に比較用のファイルを置いてあります)
ただしWebCollectorもMobWeb.Goodyも見た目通りのスクリーンショットが取れるものの、画像ファイルとしてなので、等倍以上に拡大するには向きません。
画像として使いたいのならいいんですけどね。
見たままにPDF化できるアプリはShotWebだけでした。
他のアプリだとページが勝手に分割されてしまうので困っていましたが、ShotWebは意図しない分割も入らない。
縦にながーい1ページのPDFを作ってくれます。(もちろん分割することも、印刷用のレイアウトPDFも作成可能)
PDFだと文字情報もそのまま生きているので、文字列のコピーや検索が可能で、拡大してもフォントがギザギザにならないのは嬉しいところ。
競合アプリと同様に、URLスキームを使い、Safariなどから連携するブックマークレットもちゃんと用意されています。
iwareshotweb://reliphone.jp/
こんな形ですね。
惜しいところ
ブックマークレット/URLスキーム経由でShotWebを開いても、自動でPDF化してくれないのはもったいないところです。
PDF化のボタンをユーザーが操作してやる必要があります。
競合のACTPrinterはphttp:というURLスキームがあり、例えばphttps://reliphone.jp/と指定してやるとアプリが開いてPDF作成完了まで済ませてくれます。
PDFを作るという目的のみでアプリにURLを渡すわけですから、ACTPrinterのようにユーザーの操作なしでPDF化までして欲しいところです。
サイトのスクリーンショットを撮るという点では文句なしの出来栄えなのですが、そのPDFを他に渡すというところもちょっと弱い。
作成したPDFをそのままOpenInするとファイル名がContent.pdfになってしまう。
一度アプリ内に保存した後に、開きなおしてからOpenInすれば、ページタイトルがファイル名として付くのですが、ひと手間かかってしまいます。
この点は改良の余地ありですね。
OpenInで渡すのが唯一の受け渡し方法なので、基本的に1つずつファイルを移動するしかありません。
PDFのマージ機能や、Dropboxなどとの連携があれば複数のファイルをスムーズに移動できるので、こちらも検討していただきたいところです。
あと、これは他のすべてのアプリにも言えることですが、追尾型バナーがそのままPDFに記録されてしまうために、読みたい個所が隠れてしまうことがあります。
広告ブロックを付ける以外ないとは思いますが、スマホ表示では特に気になるところですので、なんとかなればいいなと思っています。
まとめ
サイトをそのままPDF化するという点では、唯一の選択肢になると思います。
もし他にもあったら教えてくださいね。
見た目通りに出力されないPDF化アプリに感じていた不満をShotWebが解消してくれました。
細かい個所で改善すべき点はあるのですが、まだver1.01なので今後に期待です。
おまけ
比較用にこのサイトのスクリーンショットを置いておきますので、気になった方は比較してみて下さい。
※違いを分かりやすくするために、解像度の低い3GSで保存しています。
ファイル名もそのままなので、そちらの判断にも。
基本的にShotWeb以外のPDF化アプリはWeb To PDFと同じ表示ですので、省略しました。
→ Web To PDF
→ WebCollector(PNG)
→ ShotWeb通常
→ ShotWeb分割
→ ShotWeb印刷用