スマートホームの第一歩として重要なのが赤外線リモコンのスマート化です。
Nature Remoはエアコンやテレビ、照明などを一括してスマホから操作できる装置でして、生活を便利にするという点ではかなり費用対効果の高い製品であります。
そんなNature Remoは8,980円、Remo miniは4,980円とお安くなっていますので、この機会に紹介でもしておきます。
私は市販される前からのNature Remoクラウドファンディング組なので、手に入れてからはずいぶんと経っていますが、なんだかんだと年間通して毎日活用しています。
アプリについては言いたいこともあるけど、トータルで見るとやはり悪くはないと思ってる感じ。
セールスポイントとして挙げられるのは『帰宅前にエアコンを操作して部屋を快適にしておける』というのがあります。
このアプリで外出先からでも手軽に家電の操作ができます。
寒い部屋に帰らなくてもすむ!!
これじつは冬場のほうが適していると思っていて、夏場だと部屋を冷やすなら先に換気をしたほうが経済的だし効率的なんで、帰宅前から部屋を冷やしておくなんてことはほとんどしませんでした。
冬場は外気のほうが低温ですからそのあたりを気にせず暖めることができるんです。(寒い地域だと暖房はエアコンじゃないからまだ事情は違うでしょうけど)
まぁもちろん、電気代なんか気にしないで夏場もガンガン活用していくほうが快適ではあるんですけどね。
まぁそういう感じで、エアコンの操作をiPhoneから簡単に行えるようになるのが最大のメリット。
個人的にエアコンよりも活用しているのが照明の操作で、以前紹介したNFCトリガーを使ったオートメーションと組み合わせて、ベッドサイドに貼り付けたNFCタグにiPhoneをかざすと照明を消す・点けるというのが便利すぎてたまりません。
iPhone 7を使っていた頃はアプリから照明を消していたんですけど、それでもベッドの中でエアコンや照明をアプリで操作できるんですからだいぶ便利でした。NFCトリガーを使うともう最高になります。
(そのあたりのことは便利な活用法があるのでまた別記事で紹介しましょう)
あと意外に便利だなと感じているのが、決まった時間に照明をオンにするというもの。
照明をオンにすると(私の場合)30分くらいして目が覚めるんです。
遮光カーテンとかブラインドを使っていると日光が入ってこないので朝がわかりにくいんですけど、この機能のおかげで毎朝アラーム無しに起きることができています。ちなみに寝起きは良いほう。
Nature Remoは温度センサー、湿度センサー、照度センサー、人感センサーを搭載していて、廉価版のRemo miniは温度センサーだけ。
まぁ重要なのは温度センサーで、他は大して活用できないので安いminiでいいんじゃなかなと思います。
人感センサーも人間を探知して照明をオンにするってことはできなくて、人感センサーに反応がなくなって30分経ったときに限られます。電気やテレビを消すくらいの使い方ですね。なんで逆ができないんだ!!!とか時間を自由に設定させてほしいなんて不満はあります。
湿度センサーも連動して動かせる加湿器でもない限りはろくに活用できませんし、照度センサーはさらに使い道が難しい。
ということで、自分で温度センサー以外を使いたいってことでもなければminiで十分です。
IFTTTやスマートスピーカーでの操作もできるので、スマートスピーカーをお持ちの方がターゲット層になっているようです。Echo ShowやEcho Dotもセール中ですので、そちらもどうぞ。
APIも公開されているので、ショートカットや自作アプリから操作するなんて使い方もできます。
WindowsにはSkylyというアプリがあり、そちらからも操作が可能です。
思い描いていたことがすべて実現するようなガジェット/サービスではなくて、生活をワンランク便利にしてくれるくらいに思っておくといいでしょう。
減点法だと点数は低いけど、加点法だとそれなりに良い点数を取る感じのやつです。
関西電力とパートナーシップを結んでいたり、DeNAなどから5億円の資金調達をして規模拡大するなど今後に期待をしたいスタートアップ企業です。
スマートメーターと連携して電力監視ができるNature Remo Eがもうじき発売予定となっていますので、そちらも期待したいところ。
ぶっちゃけて言うと、定価(6,500円くらい?)は高いと思うんですけど、4,980円ならアリだと思うんですよ。(定価ならSwitchBotを検討するのも悪くない)
重さは約29g、大きさ6cm弱の、想像以上に小さいけど便利なやつです。
Nature Remo miniオススメです。