“かつてない手軽さでURLとアプリの関連付けが実現できる”
これを使えばTwitterのリンクをTweetbotアプリで開いたり、Instragramをアプリで開いたり、Pixivをアプリで開いたり、ニコニコをiNico2で開いたりなんてことがたったの2タップ!URLコピペもいりませんからものすごく楽になりますよ。
今年登場したアプリでベストな1本です!
はじめに
iOS9からUniversal Linksという新機能が加わりました。
URLを開く際に、そのサイトに紐づけられた公式アプリがあればそちらを優先して開くというもので、TwitterやYouTubeのリンクをタップしただけで直接公式アプリが起動するような仕組みになっています。
これはこれで便利なものではあると思うのですが、勝手に望まないアプリが開くというのは困る場面もあります。
YouTubeのリンクはProTubeで開きたい、TwitterならTweetbotで開きたいように好きなアプリを使いたいって思うことがあるでしょう。
パソコンで拡張子ごとにソフトを関連付けられるように、iPhoneのリンクも自分で自由にアプリと関連付けたいのです!
そういう動作をさせるにはこれまでにもいくつか方法がありましたが、ちょっと知識が必要でしたし、手数も多かった。
しかしOpenerなら初心者でも使えて、最短2タップだけで好きなアプリを開くことができる!
リンクを長押しして、ExtensionでOpenerを選ぶだけ。これが劇的にiPhoneの作業効率を上げてくれるんです。
実際に使うと劇的に快適さが上がります。
具体的に何が便利になるか
Tweetbotなどのサードパーティアプリを使っていてTwitterのアンケート機能を見つけた時ってどうしていますか?
アンケートは公式アプリでしか使えませんから、公式アプリに切り替えてわざわざタイムラインをさかのぼる必要が出てくるはずです。
OpenerがあればTweetbotから公式アプリへの切り替えだってたったの2タップで済んでしまう。
実際にTweetbotから公式アプリでアンケートを開くまでの素早さを動画で見てみましょう。
私が操作しているのはTweetbotでExtensionを開いて左端にあるOpenerをタップしたところまで。
TwitterのURLに対応したアプリが一覧表示され、Twitter公式アプリが起動しています。このときのアプリ選択は手動っぽく見えますが自動です。
こんなにスマートにアプリを切り替える方法が他にあるでしょうか?
TwitterやSafariから他のアプリに切り替えるのって面倒ですけど、これを使えばアプリの関連付けができるんです。
もちろん自動オープンに設定できるのは各サービスにつき1つだけなので、複数の選択肢を残したい人は手動選択にもできます。
自動オープンの関連付け
まだ何も設定していない時にはTwitterのURLを開くとこのような画面になります。
左にスワイプするとSet up auto-openというメニューが出てきますのでそれをタップしてください。
それだけで次からは自動的にそのアプリが開くようになります。
設定を変えたい場合は、アプリを起動して右上のナットボタンを押すと設定画面に入ります。
一番上にあるAuto-Openの項目を見ていきましょう。
まず上のスイッチは「リンクに対応するアプリが1つしかない場合にはそれを自動で開きます」と書いてあります。
なので、これはONに。
次にAuto-Open preferencesを開くと関連付けられた自動オープンするように関連付けられたものが出てきます。
解除したい場合には左にスワイプしてください。
これで自動オープンが解除できます。
設定はこれで全部。初見ではちょっとわかりにくいUIですが知っていればなんてことありません。
対応アプリと将来性
リリース当初には本当に対応アプリが少なかった。40くらいしかなくて、そのほとんどが日本ではあまり使われないものばかりでした。
なので、その時はまだオススメしていませんとTwitterで書いていたんですが、いまは120以上。そしてまだまだ育っています。
対応アプリ一覧は記事の最後に載せておきます。
URLスキームのパラメータが用意されているアプリであれば対応できるので、アプリと、対応するURL、そのURLスキームの仕様を添えて要望を出せば使えるようにしてくれますよ。
もっと日本のユーザーが増えて、みんなたくさん要望出してほしい。
日本の対応アプリが増えてくれるとさらに使いやすくなると思いますよ。
まとめ
Workflowはよくわからない、JavaScript難解すぎるという人でもOpenerなら難しいことはありません。
初心者向けの手軽さで、上級者も驚くような便利さを実現できるアプリなのです。
URLの関連付けができるスクリプトmndksをExtensionで動かせたらなぁと思っていた人も多いんじゃないでしょうか?
Openerは扱えるアプリはまだそれほど多くないし、自分でアプリを追加できる柔軟性はありません。
しかし他のどのやり方よりもスマートで、スムーズで、スピーディーです。
かつてない手軽さでURLとアプリの関連付けが実現できるし、知識も要らない。これがすごいところです。
URLスキームも用意されていますので使いこなせる方は、OpenerにURLをぶん投げて使うなんてやり方も便利そうです。
仕様に関しては公式サイトに書いてありますので、ぜひ自分のアプリもOpenerで使えるようにしたいという開発者さんはコンタクトをとってみてください。
Opener
GitHubで公開されている仕様はごくシンプルな仕組みです。
Openerは今年リリースされたアプリの中でベストな1本。
Workflowを便利に使っている人はもちろん、Workflowに挫折した人にも強くオススメしたいアプリです。
URLを対応するアプリで開く、それだけに関して言えばWorkflowをはるかに凌駕するものですから。
私がExtensionでもっとも活用しているのはこのOpener!
今年を締めくくるにふさわしい最高のExtensionアプリですよ。
小銭程度の出費でiPhoneが飛躍的に快適さを増す必携アプリ。
騙されたと思って、ぜひ!(騙しませんけど)
対応アプリ一覧
公式サイトは配色がきつくて目が痛くなりますけど、ここに対応アプリ一覧が掲載されています。
Opener Supported Apps
(2016年9月現在で198アプリ)
これは iPhoneアプリレビュー Advent Calendar 2015 25日目の記事です。
細かいことですが、説明にあるような
Web→Tweetbot
Tweetbot→公式
これらを同時に自動オープンに設定するのは不可能では?
おっしゃるように誤解しそうな表現でしたので、記事を修正しました。ありがとうございます。
nplayerを登録するように6月に依頼していましたが、先ほどTim Johnsonさんから登録した旨のメッセージが届きました~♪
わざわざありがとうございます。
無料のアプリとかならもうちょっとさくっと登録してくれるんですけど、nPlayerはそこそこのお値段なので試すのにも時間がかかっちゃったんですかね。まるで私が要望を出したみたいな内容で驚きましたw
活用させてもらいます。