nPlayer ver3.2.0で追加された機能の中に3D video modeというものがある。
情報が全くないので、はじめは私もどんな機能なんだかまるでわからなかったし、実際に使ってみてもその効果はまるで意味不明だった。
3Dをオンにしても、赤青で表示されるわけでもなく、ただ横に引き伸ばされるだけだったからだ。
しばらくして横に伸張したのは何のためかを考えていたら答えは出た。
SBS 3D
3D映像の規格のひとつにSBS 3Dというものがある。
SBSはSide By Sideの略で、左右に別々の映像を流すというものだ。
16:9の映像の場合は、左右それぞれ横方向だけ1/2に圧縮した8:9の映像を流すようになっている。
もちろんそのままの状態で見ると縦長の映像が二つ流れることになるが、対応する機器を通して再生することで正しいアスペクト比に伸張された3D表示が可能となる。
nPlayerはその横方向に圧縮された映像を引き延ばしてくれる機能を搭載したというわけだ。
しかしSBS 3Dを正しく引き延ばしたところで、左右に16:9の映像が二つ並ぶだけであり、3Dとして表示する機能はiPhoneにはない。
ではどうするか。
ここでGoogle Cardboardの出番となる。
Google Cardboard
Google Cardboardは以前に紹介したスマホで3D表示ができるようになる段ボール製ゴーグルだ。
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iPhoneをこのゴーグルに挟んで覗くと簡易3D装置となる。
SBSの3D映像をこのGoogle Cardboardで見るとiPhoneの液晶でもしっかりと3Dとして楽しむことができる。
映像はYouTubeで「SBS 3D」と検索すれば簡単に見つかるだろう。
ただしそのまま再生するとアスペクト比がおかしいまま。
ここでnPlayerが活躍してくれる。
SBS 3DのYouTube映像をnPlayerの内蔵ブラウザから再生してやればよい。
3Dへの切り替えは左側の歯車マークから。
↓ 3Dモード オン
これで16:9のアスペクト比で表示できるようになるが、16:9のiPhone画面に対して、32:9の映像を流す状態になるわけだから明らかに無駄も多い。
そもそもの横解像度が半減しているうえに、YouTubeで圧縮されているとお世辞にもいい3D体験とは言えないだろう。
ぜひYouTube以外のソースも探してみてほしい。
HD解像度の作品であればかなり良い感じの3D体験ができますよ。
いずれYouTubeが対応してくれることを期待して手に入れていたGoogle Cardboardがこのような形で活用できるとは嬉しい誤算だった。
Cardboardを持っている人は多くないでしょうし、SBS 3Dの映像を見たいって人も少ないだろうとは思う。
しかし高額なnPlayerがほかのプレーヤーにはない特徴を盛り込んでくれたことを素直に歓迎したい。
正直言ってGoogle Cardboardはオモチャの域を出ないが、体験としては面白いので、新しもの好きな方は試してみるといいです。
このバージョンから?かどうかわかりませんが、以前こちらでも紹介されていたYoutube等の動画保存方法が使えなくなっているようです。
やり方が変わったのでしょうか?便利に使用していたので機能が削除されたのであれば非常に残念なのですが・・・
自己解決しました。再生履歴にそういう使い方がったとは・・・
返信出来ずにすみません。
ご自分で見つけられたようでよかったです。