大変使いやすい動画再生アプリのnPlayer。
以前コメント欄でも質問されましたが、nPlayerで動画を連続再生できないという人がいらっしゃるようで、その原因と対処法について書いておこうと思います。
連続再生できない原因
おそらく再生しようとするファイルに拡張子が付いていないことが原因でしょう。十中八九これが原因なはず。
▼拡張子が無い動画ファイル
こうした拡張子のついていないファイルというのは本来どのプレイヤーでも再生できないのが普通です。nPlayerの場合も動画ファイルとしては扱われないためタップしても再生にはならず、どういう動作をするかユーザーが選択する必要があります。
▼拡張子が無いファイルをタップした時に出るメニュー
ここで再生を選ぶことで無理やりプレーヤー画面に移行させることができるわけですが、このやり方で拡張子が無いものを無理やり再生させたときには他の動画と一緒に連続再生はできません。
連続再生ができるのはちゃんと動画ファイルなどの拡張子がついているもの。
連続再生できないのはアプリのせいではなく、拡張子が付いていないファイルのせいなのです。
拡張子とは何か
ファイル名の後ろに付いているのが拡張子です。
例えば aaaa.jpg というファイルなら aaaa がファイル名、jpg が拡張子となります。
拡張子というのはとても大事なもので、パソコンやスマホにあるたくさんのファイルがどんなものなのかを示してくれます。jpgなら画像ファイル、txtならテキストファイル、zipならアーカイブされたファイルということを示す共通の基本ルールです。これが大前提。
bbbb とだけ書かれた拡張子が無いファイルがあっても、アプリはそのファイルをどう処理すればいいかわかりません。人間でも困りますよね。だから画像にはjpgやpng、アニメーションGIFにはgifって拡張子が付いていて、それをみてアプリは適切な方法でファイルを開くことができるようになっています。
例えば私たちがラベルのない無色透明な液体入りの瓶を「どうぞ」って渡されたら水なのかアルコールなのか、それとも全然違う液体なのかわからなくてきっと扱いに困るでしょう。でもミネラルウォーターというラベルが貼ってあれば飲むべきものだとわかります。正しく分類されていることで正しい扱い方がわかるわけです。拡張子というのはそうしたファイルを分類するもの。
nPlayerでも動画ファイルは動画プレーヤーで、画像ファイルは画像ビュアーで、音楽ファイルはミニプレーヤーで開くはずです。拡張子によって動作が変わるわけですが、拡張子が無くても先ほどのメニューで再生を選べば無理やり再生出来てしまうのがnPlayerの強いところ。ほとんどのアプリでは拡張子が無いファイルなんて再生すらできないはずです。
連続再生できるようにリネームする
nPlayerではファイルを長押しすることでメニューが出てきます。
▼長押しメニュー
ここで名前変更を選び、ファイル名の最後に拡張子を付けましょう。動画ファイルの種類がわからない時には便宜上 .mp4 と付けてください。
これでアプリに動画ファイルとして認識させることができるわけです。
タップをすればすぐに再生してくれるようになるし、 を押せばちゃんと次の動画を連続再生するはずです。
おわりに
拡張子が無いファイルでもユーザーの操作で再生可能にしてしまうというのはnPlayerの柔軟さで、いいところ。そのおかげで対応していないファイルでも無理やり再生することができちゃったりするわけですから。（意味は無いけど実はテキストファイルでも再生可能）
プレイリストにはテキストファイルでも画像ファイルでもごちゃ混ぜに登録できますが、動画ファイルから再生したなら動画ファイルだけが連続再生になり、音楽ファイルから再生したなら音楽ファイルだけ連続再生となります。
なんでもいっしょくたに登録できちゃうのはよくないんじゃないかとはじめは思ってましたが、サーバー上のどんなファイルにでもアクセスできるショートカットとして使うと便利なことに気付きました。（しかしいずれは動画や音楽しか登録できなくしたほうが普通のユーザーには混乱が無くていいかもしれない）
さて、拡張子が無いようなものまで何でもかんでも連続再生してしまったら大変なことになります。なので連続再生しないのが正解。
本来であれば拡張子が付いていないものが存在すること自体がおかしなことですから、そこをしっかり確認してお使いになりますように。もしお困りの方がいたらファイルに拡張子を付けることを教えてあげてください。
