【レビュー】Carbo – 手書きメモを撮影するだけで線画を透過レイヤー化

“線画を取り込むならこれで決まり!”

 

iPhoneのカメラ性能の向上によってスキャナアプリもだいぶ市民権を得ました。
カメラで撮ってトリミングしただけでもかなり見られるものになる。
でもほとんどのアプリはパース補正をしてPDF化するという書類メインのものでした。

しかしこのCarboは手書きのメモやスケッチなどを取り込んで活用するのに向いているアプリなのです。

Carbo – 手書きのメモ & カリグラフィー

Creaceed SPRL
仕事効率化, ビジネス
評価: 3(12件)

ss1

 

向いているのはモノクロ線画

他のスキャナアプリと同様に紙の質感を飛ばして、線がくっきり見えるように補正をしてくれます。
元の絵がカラーだろうがグレースケールだろうが階調を飛ばしてしまうので、メモとか濃淡のハッキリした線画がベストです。

無地の白い紙に書いたメモやスケッチが最も向いているのは言うまでもありません。
ロゴなんかも取り込みやすいです。

ちょうどいいのが無かったので手近なお菓子のパッケージで試してみる。

 

読み込んでみる

画像はその場で撮影をするか、カメラロールから読み込むかが選べます。

取り込む際にはレベルを調整し、モノクロにしたときに一番ノイズの少ない状態に。
これが元の写真で、取り込むとモノクロのデータになる。
carbo

取り込んだ線画は選択したいパーツの上を軽くなぞってやるだけでひとつのレイヤーのように自在に配置できるようになります。
carbo
動かしたり、消したり、背景を変えたり、描画色を変えたりが自在にできる。

さらにいろいろやるのであればレタッチアプリなどを使うのがいいでしょう。

 

イラストを活用してみる

カラーであっても主線がしっかりしていれば使えなくはない。
carbo
元がモノクロでないのでこんなもんでしょう。

背景色のない透過画像になっていますので、他のアプリで読み込んでもしっかり線画だけを取り出せます。
carbo
塗り絵を楽しんでもいいですね。
carbo
最近流行ってるらしい。塗り絵。

 

画像の保存

保存は透過情報付きのPNGでカメラロールに保存できます。
DPIも600・300・150と選択可能。
JPEGやPDFとしても出力できます。

EvernoteやDropboxにアップロードすることも。

 

注意点

またモノクロ2値以外の画像を扱う場合には、このアプリではうまく取り込めないことがあります。カラーだけでなくグラデーションにも弱いです。
そうした際には他のスキャナアプリなどでモノクロに変換してあげてからだといい結果が得られるでしょう。

万能ではない。
あくまでモノクロの線画向き。

 

総評

先月から何度も書き直しているが、このアプリの魅力をうまく伝えきれていない歯がゆさが残る。
本来であればボツとしたいところだが、まずはアプリを知ってもらうことを第一に考え公開することにした。

さて、↓この動画を見てもらえるとわかるが、走り書きしたノートのアイディアを整理するなんて使い方にも便利に使える。というか本来はそちらの方がメインだろう。

私がだらだらと書くよりも数倍魅力が伝わる動画だ。

本来であれば このアプリがすごい として紹介すべきものだったが、私の力不足でそこまで書き上げることが出来なかったのは残念です。
伝えきれていない部分も多くあるが、これはとてもユニークなアプリ。
気になった人がいたら検討してみてほしい。

公式サイトにはもう少し詳細な使い方を示した動画があるのでそちらもどうぞ。
Carbo — Videos

2 COMMENTS

maxi

そうですかー。もっと評価されていいアプリだと思うので、気に入ってくれる人が増えると嬉しいです。

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