今回は専用アプリがないZepierをどうやってiPhoneで利用するかに焦点を当てたいと思います。
前回までに書いてきたメリットを簡単にまとめますと
・複数アカウント対応
・自在に改行できる
・柔軟なフィルタリング
・IFTTTにはない情報を多数取得できる
・RSS変換機能がある
こんなところでしょうか。
詳しくは前々回・前回の記事を見ていただければと思います。
これだけ使えてもiPhoneに渡せないのがもったいないのですが、今回はそれをクリアしてしまいます。
IFTTTとZapierをつなぐ
サービスをつなぐIFTTT
サービスをつなぐZapier
このふたつをつないでしまいます。
Zapierで処理した内容をIFTTTに渡す。
この時の遅延を考えてみましょう。
A → Zapier → B → IFTTT → C
通常のやり方で処理をすると
A→Zapierで最大15分の遅延
B→IFTTTでも最大15分の遅延
トータルで30分の遅延をすることになります。
この方法の肝となるのはメールです。
以前にIFTTTの遅延を無くす3つの対処法というエントリを書きました。
この中で書いているように、メールトリガーなら遅延が無くせるのです。
A → Zapier → メール → IFTTT → C
この連携だとトータルでも最大で15分の遅延で済んでしまうのです。
IFTTT単体で使う場合でも最大15分の遅延が発生しますから、同等です。
IFTTTの前段階の処理をZapierに任せてしまって、IFTTTに渡す。
IFTTTなら専用アプリがありますから、そこからリマインダーやカレンダーにも連携できます。
そして遅延は同等。ちょっといいでしょう?
Zapierの短縮URLを回避する
前回よくないと書いた、短縮URLが強制される問題もメールを使って回避します。
短縮されるのはTwitterなどの特定のものだけで、メールなどでは短縮されることがありません。
ですから、そのままIFTTTに投げて処理させてしまえばいいのです。
もちろんIFTTT側で短縮オプションをオフにしていることが前提ですけれど。
まとめ
IFTTTのよくないところばかり書いてきた感じがありますが、私はIFTTTが大好きであり、これはIFTTTでできないところをZapierで補おうといった一連のエントリなのです。
IFTTTとZapierを組み合わせることで、短縮URLの問題や、専用アプリのない点がクリアできました。
メールで繋ぐことで一体のサービスのように利用できるんですからすごいです。
想像力で可能性は広がる。
いやぁ、可能性がありすぎてまだまだ底が見えないハブサービス、楽しすぎて仕方ありません。
しかしこんなこと書いてもニーズなさそうですよね。
ちょっと面倒に思えるでしょうし。便利なんですけどねぇ。
maxi (@rel0005)
そうそう、いま気になっているサービスにon{X} というものがあります。
これも同様のハブサービスなのですが、JavaScriptで処理が書けるというものすごく魅力的な特徴があります。
Androidアプリだけなのでここでは取り上げませんが、いつかiPhone版が出てくれるといいですね。