ちょっと前の話になりますが、ニッチなワードで検索をしていたら自分の記事が全文転載されているのを発見。
放置をしておくとどんどん増えそうだったのでホスト元であるアメーバに連絡をして対処してもらいました。
転載されていたのは以下の2記事。
元記事:【iOS10】設定アプリのURLスキームショートカットがウィジェット限定で使える | reliphone
魚拓 :「iOS10」、設定アプリのURLスキームショートカットがウィジェット限定で使えるよ!|わかぽんたの気まぐれ日誌
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元記事:AbemaTVでチャンネル指定できるURLスキーム | reliphone
魚拓 :「AbemaTV」をチャンネル指定して開けるURLスキームだよ!|わかぽんたの気まぐれ日誌
見ていただけたらわかるように、ほぼそのままの転載。
アメブロは連絡したら1時間もかからずに削除していただけました。
盗用記事ばかりのブログ自体を何とかしてくれともお願いしていた点は警告にとどまったようですが、まぁ私の権利としてはそれ以上の要求をするのは無理だろうね。
しかし警告されても更新が止まることなく毎日大量に転載しているんだからやめる気はなさそう。iPhoneやMac系のブログを書かれている方は自分の記事がないか調べておくといいでしょう。
このブログの他の記事をチェックしたい方は↓こちらからお願いします。(リファラーが付くのが嫌なので短縮リダイレクトを噛ましています)
http://amba.to/2fy4oTY
削除依頼はこちら。アメーバIDを持っていなくても大丈夫。
Amebaヘルプ|利用規約の違反報告
何十記事も転載されてると削除依頼も大変そうですね。
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このサイトを書いている人のTwitterを覗いてみると、仙台に居てアプリ関係の開発者っぽいことがわかります。
それで気になるのはこの記事。
元記事:Tim Cook CEO、カシュー株式会社、Apple 仙台一番町を訪問 | NEWS | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
魚拓 :(cache) Tim Cook CEO、カシュー株式会社、Apple 仙台一番町を訪問だよ!|わかぽんたの気まぐれ日誌
二つの記事を比べてみると元記事にはない一文が追加されています。
なんと、Apple 仙台一番町では、iMessage対応のApple公認の拙作(せっさく)アプリ「Zen Brush 2」の開発者との記念ショットがFBに公開されていました。
わざわざ拙作アプリと書き足されてる。このアプリを開発した会社も仙台だけど実際関係はあるのかな。
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このブログはうちみたいな個人サイトだけでなく企業サイトも含めいろんな人気サイトから毎日大量に記事を引っ張ってきているんですけど、どうせRSSから自動で転載するプログラムでも動かしてるんだろうと思ってたら、画像をなぜか手動で切り抜きしており、人力だということが判明。ほかにも改行を入れたり、一人称を書き直したりと頑張っています。
各エントリの冒頭で盗用元へのリンクを貼ってあるので、どんなサイトから転載しているかは確認が楽だけど、それが無かったらなかなか盗用記事だなんて気付けないよね。
無断転載が悪ってのは間違いないんですけど、それよりもやっかいなのが記事全体を書きなおして自分の記事に仕立ててしまうこと。そういう手法で来られると著作権を主張して削除を求めるのが難しくなってくる。
今回はほぼそのままの転載だったので対処が非常に楽な部類でした。
昔の個人ニュースサイトではいい記事があったらその記事自体を紹介するスタイルが主流だったのに、いまは「○○によると」とか「ご紹介します」とか「試してみました」なんて文章を添えれば書き直してもいいと考える人が増えてきている。そうしたやり方ではオリジナルの記事を書いた人にはアクセスとして還元されず、言及される側のメリットは無くなってしまう。昔は個人ニュースサイトと紹介されるサイトってのは双方にメリットがあったんだけどね。いまは書き直し放題です。
よそのサイトを書き直して記事にすることを 紹介 と呼ぶのは欺瞞でしかないのだけれど、なかなかそういう認識は広まってくれない。
viaとかPhoto byって書けばよそのサイトの画像を転載してもいいと考える人もいるけど、あんなのが引用としてまかり通るならなんでもありになってしまう。
YouTubeの動画を静止画キャプチャして解説記事に仕立てるようなものも引用の要件を満たさない。動画を再生しないでも概要がつかめてしまうようにしているのでは作り手にも還元がされないだろう。
書き直し系のニュースサイトがもてはやされて、全文転載系のサイトはけなされるけど、本質的にはそこまで差はないものだと思っています。
私としては自分でネタを考えて、ちゃんと自分のオリジナル記事を書いている人を応援しますよ。
とりあえずうちの転載分については解決したし、権利者として行使できることもありませんので以後ノータッチです。
改竄が客観的に明らかであれば、同一性保持権の侵害も加わりますね。挙証責任を考慮すると確かに厄介な部分があります。
そうですねー。今回のものは書き直しですらなく、改ざんした上での無断転載ですから完全にアウトです。
書き直し系のサイトだと、論旨はそのままで文章は全部書き直されているので対処の仕様がなくてこまります。