【商品レビュー】スマホ車載ホルダーが進化していた – UGREEN 車載ホルダー

これまでスマホの車載ホルダーには、スマホの固定方法に大きく分けて2つの種類がありました。

ひとつはスマホをバネの力で挟み込むもの。
シンプルな構造ですが、基本的に着脱するには両手が必要で、乗り降りの際にはあまりスマートではありませんでした。

もうひとつはiPhoneに付けた金属プレートを磁力で引き寄せるもの。
これは実にスマートで、着脱の容易さ、見た目のスッキリさも相まって人気を伸ばしてきましたが、iPhone 8/XからQiによる無線充電に対応したため、背面に金属プレートを配置すると無線充電が行えなくなるという問題が出てきました。

さて、今回紹介する新方式ではこれらの問題を見事に解決しています。
まずは見ていただきたい。

▼重力式カーマウント

iPhoneをホルダーにセットすると、その重さを利用して左右から挟み込んでくるという、じつに見事な固定方法。
電源も無駄な力も要りません。
ただiPhoneを載せてやれば、それでしっかりホールドします。
動画では手でゆっくりと置いていますが、実際には軽く上から落とすだけでもガッチリとキャッチしてくれます。

丸い本体部分はプラスチック、アームはアルミ製で、スマホに接触するところにはシリコンのクッションが付いています。Lightningケーブルで充電しながらでも使えます。

▼いろんな角度から


購入当初はアームの動きにちょっとスムーズではないところがあったので、シリコンスプレーをして動きを良くしました。
シリコンスプレーは家具とかの滑りを良くしてくれるもので、一家にひとつあると便利です。556とは違って油ではないので、使える範囲が広い。

さらに、重力式のスマホ車載ホルダーにQiの充電機能を組み込んだ製品も登場しています。

移動中は勝手に充電までしといてほしいという方はこちらを選ぶと良いでしょう。なんたって置くだけです。
カーナビアプリを使いながらだと夏場は発熱が心配になりますし、Qiによる充電は発熱しやすいという問題がありますが、エアコンの送風口に設置するタイプだと冷却もできて一石二鳥だったりします。(※取り付ける吹き出し口は風量調整して、冷却で結露しないよう気をつけましょう)

もちろんこれは万能というわけではなくて、iPhoneの重みがマウントの下アームにかかっていることが必要なので、横向きに回転しては使えません。
また上方向のモーメントにはまったくの無抵抗ですから、車体が跳ねるようなオフロードを走行されるのであればもっとしっかり固定できるものを使うべきでしょう。
あまりゴツくないケースであれば付けたままでも問題なく使うことができますが、手帳タイプのケースやスマホリングをお使いの場合は残念ながらうまく載せることはできませんのでご注意を。純正レザーケースはちょうど良い感じです。

いままで登場してきたスマホ用のカーマウントではこの重力式が一番理想的に感じます。Amazonで『重力式 スマホ』と検索すると色々出てきますので、気になった人は探してみるといいでしょう。

これを使ってしまうと、バネ式のイケてない感が強く感じられるようになってしまうのですが、まだ日本のメーカーからは重力式の商品が発売されていないようで、家電量販店で見かけることはありません。
中国メーカーがAmazonで販売している意外にも選択肢が増えていくことを期待したいですね。

これまでダッシュボードに吸盤で固定するバネ式とか、スマホリングを引っかけて使うマウントとか、エアコンの吹き出し口に差し込むバネ式とかを使ってきましたが、どれも満足のいくものではありませんでした。
今回の重力式は非常にお手軽で、片手でサッと着脱できるスマートさがお気に入り。現状ではベストかなと。(5,000円くらいしてもいいから、もっと高級感のある製品が出てきたら文句なしです)
なにかいい車載ホルダーがないかとお探しの方は重力式も選択肢に加えてみてください。

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