Clips – iOS8の機能をふんだんに取り入れたコピペツール

Due、Dispatchとステキアプリを連発してきたClean Shaven Appsがまた便利なのを作ってきました。

iOS8が出るまでにDue2を出すとか言ってたような気がしましたが、こんなアプリを作ってたんですねぇ。

Clips – Copy and paste anywhere with widget and keyboard

無料
販売: Clean Shaven Apps Pte. Ltd.
評価: –
iPhone/iPadに対応


もちろんiOS8以降対応です。
ss1

App

 

どんなアプリか

クリップボード管理ツールってものにあたります。
それをウィジェットで扱える。

コピーした内容がウィジェットに残せる。

いまクリップボードにある内容は点線に囲まれた部分で、まだ保存されていません。
+を押せばウィジェットに保存。

画像もいけますし、Safariなんかから文章をコピーしたら、そのページのURLもこっそり記憶しておいてくれる。

コピペするときにText+URLを選ぶと、URL付きでペーストができるんです。
TwitterやRSSなどからURLをコピーしたら、そのURLのページタイトルを自動で取得して貼れるのもすごくいい。

テンプレートをいじれば、ペーストするときの書式を自由に変えられるのが一番いいところです。
テンプレート内での改行も自由。

 

カスタムキーボード

このアプリのいいところはカスタムキーボードとしてクリップボードマネージャが使える点で、いちいちコピーして、貼りつけて、その度に通知センターを引き下ろす必要がないところです。
連続して貼り付けができるのがいい。

ウィジェットを占拠してコピー内容を並べておくのは邪魔もいいところだし、よくコピペする内容が目立つ場所に書いてあるなんて、ありがたくはない。

ウィジェットはもっとコンパクトになった方がいい。
現状でも折り畳みはできるけど、折りたたむと何の機能もなくなるのが残念。

 

まとめ

とてもよくできていて、テンプレート機能なんて日本人が好みそうな行き届いた心配りが嬉しい。
いまのバージョンだとテンプレート周りが不安定なのかちょっといじるとアプリが落ちて使えなくなるのが残念だけど、そのあたりが修正されたならSafariで文章をコピーしただけで、引用文にURLとタイトルを付けてHTMLタグで囲う、というブロガー垂涎の機能を使えるようになるわけです。
これはやばいよ。

でもね、常にコピーした内容が取得されてしまうってのはよろしくない。
Telepasteのように必要な時だけ表示させるアプリならともかく、常にウィジェットに置いておきたいようなアプリが常時監視状態にあるってのはあんまり褒められたもんじゃないですよ。
例えばパスワードをコピーして通知センター引き下げたらそこに表示されてしまうわけです。
ロック画面からもその内容が表示されてしまいますしね。

このアプリは連続してコピーした内容が残せる類のものではありません。
コピーして、+で追加したものだけが残る。
それならば+を押した時に初めてクリップボードの内容を取得するくらいの設計にして欲しかった。
安心してコピーができるためには絶対にそういう配慮が要りますよ。
コピーした内容が意図せずに通知センターに残ってしまうのは本当によろしくない。

いままでのクリップボード監視ってiOS6では10分、iOS7では3分の制限があったわけです。
だから、その時間外では意図しないコピーは発生しなかった。
マルチタスクからアプリを殺すだけで消えてくれましたしね。
なのにウィジェットアプリだとウィジェットを非表示にする以外クリップボード監視を止める方法はない。
なんでそんなことになってしまうんだろう。

あなたがコピーした内容は、意図しようが意図しまいが常に監視されてしまいます。
これはよくない。

ウィジェットは+ボタンと、クリップボードを空にするボタンがあるくらいで十分だ。
いまのように常にコピーした内容を表示させるにしても、クリップボード監視の停止ボタンが必要です。

もうちょっと慎重に扱うべき分野だと私は思います。
パスワードに限りませんよ。
いかがわしい画像をコピーしてたのを忘れて、そのままうっかり通知センターを引き下げたら悲惨なことになるんじゃないかなー、とかね。

いろいろと余計なことを書きましたが、このアプリは本当に便利だと思うので試してみるといいですよ。

200円で同期機能とか、クリップ内容が無制限に保存できるようになりますけど、それが要らなきゃ無料で使えますからね。
しかしDue2もそろそろ頼むよClean Shaven Appsさん!

 

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